第84回 汐留貨物駅 その1 昭和61年

国鉄 汐留駅 事務所
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

今回から昭和61年11月1日で廃止された「国鉄の汐留駅」を撮影した写真を数回に分けて紹介することにします。
この時期の汐留駅の写真はあまり無いようなので、出し惜しみ無しで全てのコマを紹介することにします。
全部で40枚ほどあるので長期連載になると思いますが、しばらくの間お付き合いください。

汐留駅は明治5年に初代新橋駅として、また日本初の鉄道始発駅として開業しました。
大正3年には烏森駅が二代目新橋駅に改称、同時に初代新橋駅は貨物駅として汐留駅を名乗り、国鉄の分割民営化前の昭和61年に廃止となりました。
現在跡地は汐留シオサイトになり、敷地内には開業当時の駅舎を再現した「旧新橋停車場跡」が整備され、国の史跡に指定されました。





前回「第83回 上野・日暮里・尾久で撮り鉄 その2 昭和61年」の上野駅での撮影を終えた後、同行の友達と以前から行ってみたいと思っていた汐留貨物駅を見に行こうということになりました。
貨物駅というと一般の人にはあまり用事のある場所ではなく敷居の高さを感じていましたが、汐留駅構内に整備された鉄道記念物の「0哩標識」がある場所は見学可能なことを知っていたため訪問してみた訳です
この時すでに汐留駅が廃止後であったことを知りませんでした

新橋駅からしばらく歩き汐留駅入口に着いてみると、どうも人気が無くやけに閑散としている様子に見えました。
見学の許可を取ろうと事務所に行ってみると、入口のドアガラスにはベニヤ板が貼り付けられ職員のいる気配がありません。
入口には「見学者はご自由にどうぞ」掲示してあったため、ならばということで入場してみることにしました。


国鉄 汐留駅 入口から構内を望む
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

まずは駅入口から構内の様子を撮影してみました。
全く人がいない訳ではありませんが、とても貨物の取り扱いをしているようには見えません。


国鉄 汐留駅 入口から構内を望む
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

同じく縦位置で。
アスファルトの剥がれたところに見える以前の古い路面?が気になり撮ってみました。

いくら鉄道貨物が衰退したからといって現役の施設とは思えないくらいの静けさで、すでに廃止された駅のように感じます。
(この時汐留駅が廃止後であったことを知りませんでした)
いよいよ構内に入場し、鉄道記念物「0哩標識」を見に行きます。


国鉄 汐留駅 鉄道記念物「0哩標識」
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

駅入口から右手のほうにすすむと、それはすぐに見つかりました。
小さな公園のような感じで短いホームと双頭レール、車止めに0キロポストだけの簡素なものでした。


国鉄 汐留駅 鉄道記念物「0哩標識」
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

日本鉄道発祥の地の記念としては、いささか小ぢんまりしすぎだなぁ、というのが第一印象でした。
職員の人か、鉄道マニアぐらいしか知らないような地味な史跡といった風情です。


国鉄 汐留駅 鉄道記念物「0哩標識」
s6112汐留駅_006
◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

なにか工場の中の喫煙所ぐらいな扱いにも見えます。
それでもやはり「日本鉄道発祥の地」だけに、ゴミ一つ無く綺麗な状態を保っているようでした。

ここまできてようやく貨物営業は終了したのではないか?と気付き、幸い職員や関係者の姿も無いようなので、ならば駅構内を見て回ろうということにしました。

次回からは貨物ホームなど構内の様子を撮影した画像を掲載したいと思います。


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テーマ : 鉄道写真
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第85回 汐留貨物駅 その2 昭和61年

汐留貨物駅シリーズの第二回です。
事前情報も無く訪れた汐留貨物駅は、全く人気が無くすでに廃止されたかのような状態でした。
(この時汐留貨物駅が廃止されていたことを知りませんでした)
駅入口に「見学者はご自由にどうぞ」と記載されていたのをいいことに、駅構内を見て回ることにしました。



今回の記事を書くにあたって、ブログ「懐かしい駅の風景~線路配線図とともに」の「汐留配線図」に掲載されていた配線図を参考にさせていただきました。
国鉄時代の貴重な情報が満載のブログです。



まずは鉄道記念物の「0哩標識」のすぐ裏にあるホームを見てみました。


国鉄 汐留駅 7号、8号ホーム
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

「懐かしい駅の風景~線路配線図とともに」に掲載されている配線図によると、7号、8号ホームのようです。
貨車やホーム上にはカゴ台車が放置されたままです。


国鉄 汐留駅 5号、6号ホーム
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

となりの5号、6号ホームへやってきました。
こちらにはやはり使われなくなった”ワム”と大量の”車掌車”が放置されています。


国鉄 汐留駅 5号、6号ホーム先端
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

線路に下りて5号、6号ホームの先にやってきました。
配線図によると”中8番、9番、10番線”のようです。
ホームをはみ出るほど大量の車掌車が放置されていました。


国鉄 汐留駅 中8番、9番、10番線
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

振り返って浜松町方面です。
右手の建物には「構内本部」の表示があります。
この建物は蛍光灯が灯されており、人がいるようでした。
奥に見える高いビルは「世界貿易センタービル」でしょうか。


国鉄 汐留駅 5号、6号ホーム先端
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

もう一度振り返って 5号、6号ホームです。


国鉄 汐留駅
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

右手を向いて、10号ホームから南2番~10番線でしょうか。
後ろには首都高速と浜離宮恩賜庭園が見えます。


次回もこの続きを掲載します。



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第86回 汐留貨物駅 その3 昭和61年

汐留貨物駅シリーズの第三回です。
今回もブログ「懐かしい駅の風景~線路配線図とともに」の「汐留配線図」を参考にさせていただきました。
こちらに掲載されている1986年3月の配線図をあわせてご覧になると分かりやすいと思います。

似たような構図の写真が続きますが、もうしばらくお付き合いください。



国鉄 汐留駅 構内本部から東1番線~9番線方面
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

構内本部横から東1番線~9番線方面です。
右側に分岐していく線路の先には築地市場へ向かう貨物線がありました。


国鉄 汐留駅 南1番線~南10番線
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

右手に目をやると南1番線~10番線が見えます。
屋根だけでプラットホームは無いようです。


国鉄 汐留駅 構内本部横から浜松町方面
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

浜松町方面です。
左手には放置された”ワム”や”トラ”、背後には混載ホームが見えます。


国鉄 汐留駅 東1番線~3番線
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

少し戻って東1番線と2番線、3番線のポイント。


国鉄 汐留駅 東10番線と11番線の分岐
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

東10番線の先は築地市場へ、東11番は10号ホームがあり行き止まり。


国鉄 汐留駅 東10番線と11番線の分岐
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

東10番線と11番線の分岐の背後には6号~9号ホームが見えます。


国鉄 汐留駅 南4番線の車止め
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

少し移動して南4番線の車止めから7号、8号ホーム。


次回は南1番線から混載ホーム方面の写真をスキャンします。


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第87回 汐留貨物駅 その4 昭和61年

汐留貨物駅シリーズの第四回です。
今回もブログ「懐かしい駅の風景~線路配線図とともに」の「汐留配線図」を参考にさせていただきました。
こちらに掲載されている1986年3月の配線図をあわせてご覧になると分かりやすいと思います。



前回の10号ホーム付近から南1番~10番線へ移動してきました。
南1番~10番の貨物ホームは撮影していませんでした。

国鉄 汐留駅 南9、10番線
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

南9番線に留置されている貨車です。
ワムとトラが15両ほどありました。


国鉄 汐留駅 混載2号ホーム
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

南10番線の奥には混載ホームが見えます。
こちらにも使われなくなった貨車が放置されています。


国鉄 汐留駅 混載10番線 車止め
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

混載2号ホームの混載10番線へやってきました。
ここのホーム端から上がってみました。


国鉄 汐留駅 混載2号ホーム
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

混載2号ホームの内部です。
これまで見てきた貨物ホームよりかなり広いです。
多くの小口貨物を混載するためにこれだけの広さが必要だったのでしょう。


国鉄 汐留駅 混載2号ホーム
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

照明も無く昼でも薄暗い、荷物の無い広いホームは異様な雰囲気でした。

第85回 汐留貨物駅 その2 昭和61年」のコメント欄に頂いた鉄男さんの画像はホーム撤去後の混載1号ホーム上屋でしょうか。
ホームが無いとイメージが違いますね。


国鉄 汐留駅 混載2号ホーム
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

掲示板に列車番号?など書かれているようです。
写真奥の貨車が留置されている線は芝浦1番線でしょうか。
ここにも多くの使われなくなった貨車が留置されていました。



次回も汐留貨物駅混載ホームの写真を掲載します。


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第88回 汐留貨物駅 その5 昭和61年

汐留貨物駅シリーズの第五回です。
今回もブログ「懐かしい駅の風景~線路配線図とともに」の「汐留配線図」を参考にさせていただきました。
こちらに掲載されている1986年3月の配線図をあわせてご覧になると分かりやすいと思います。



国鉄 汐留駅 混載2号ホーム
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

前回の混載ホームの続き、浜松町寄りに移動してきました。
一般的な旅客用プラットホームにはありえない広大さです。


国鉄 汐留駅 混載2号ホーム先端
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

混載2号ホーム先端から浜松町方面です。
この先の線路にも多くの使われなくなった貨車や車掌車が留置されていました。
ここへ来て気が付きましたが、混載線は電化されているんですね。


国鉄 汐留駅混載2号ホーム先端
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

同じ場所から振り返ると芝浦1番2番線が見えます。
その奥に見える高架線は首都高速環状線ですね。


国鉄 汐留駅 混載4番、5番線
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

混載2号ホームから先に進んでみます。
混載4番、5番線から振り返って混載ホームを撮影。


国鉄 汐留駅 混載6番線
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

混載6番線の脇から混載ホームを撮影。
車運車のク5000や有蓋車のワキ10000などが見えます。


国鉄 汐留駅 芝浦貨物線へ向かう線路
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◆ 撮影日:1986/12 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

混載6番線の隣にある左側に分かれていく線路を進んでみると、踏み切りにある柵で行き止まりになっていました。
1985年3月に廃止された貨物線の線路で、芝浦埠頭・日の出埠頭・竹芝埠頭などへ伸びていたそうです。

たびたびコメントを頂く古町鉄男さんのWebサイト「古町鉄男 はかなき情景」汐留貨物駅跡地今昔比較のページに掲載されている【廃線跡と横断地下道】の写真は上の写真の反対側から撮影したものですね。

この時廃止後1年半ほど経過し、雑草が伸びつつある状態でした。

次回も混載ホームの写真を中心にお送りします。


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Author:すんや
過去に撮りためたアナログ写真をフィルムスキャナーでデジタイズしアップロードする、アルバムと備忘録を兼ねたブログです。

一度はボツになった写真や、現像ムラ・カビ・キズなどで劣化した写真を現代の技術でどこまで復活させられるか?

アップする写真は基本的に鉄道写真か風景写真です。


中国五羊本田製バイクCGL125のブログをはじめました。
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