第91回 小春日和の江ノ電巡り その1 昭和61年

第91回は、昭和61年11月のある日曜日に訪れた江ノ島電鉄の写真をスキャンしてみました。
早朝に地元駅を出発し、7時前には江ノ電の乗換駅である藤沢駅に到着。
この時は「江の島・鎌倉フリーパス」を利用して目いっぱい江ノ電を撮影してみました。


江ノ島電鉄 300形301編成 車内
6211江ノ電300形301編成車内_1
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

早朝の藤沢駅からまずは鎌倉駅まで通しで乗車してみます。
最初のカットは朝日を浴びながら鎌倉へ向かう300形301編成の車内です。
休日は観光客でいっぱいの車内も早朝のためか空席が目立つほどの乗車率です。
車内では車掌さんが検札をしていました。


江ノ島電鉄 300形301編成 車内と連接部分
6211江ノ電300形301編成車内_2
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

連接台車といえば地元小田急線のロマンスカーが有名ですが、ここ江ノ電では全ての車両が連接台車の車両で運転されていますね。
その特徴的な連結部分と木製の床を撮影してみました。


江ノ島電鉄 300形301編成 網棚
6211江ノ電300形301編成車内_3
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

古いタイプの網棚が珍しかったので撮影してみました。


江ノ島電鉄 300形301編成 鎧戸
6211江ノ電300形301編成車内_4
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

これまた珍しい木製の鎧戸です。
座席の肘掛部分といい木製の部材が使われた車内はこの時代でもすでに珍しいものだったと思います。


江ノ島電鉄 300形301編成 乗務員扉
6211江ノ電300形301編成乗務員扉
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

手書きのレトロな書体が気になり撮影してみました。
この時点でかなり古い車両ではありましたが、やはり海岸近くを走るからなのか痛みが目立ちますね。


国鉄 鎌倉駅 二代目駅舎の時計塔
6211鎌倉駅旧駅舎の時計塔
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

鎌倉駅に着きました。
なぜか江ノ電の鎌倉駅を撮影せず、国鉄の二代目鎌倉駅の時計塔を撮影しました。
ちょうど2年ほど前の1984年に3代目駅舎に立て替えるときに、市民の移設保存の要望によりこの場所に設置されたそうです。

国鉄の鎌倉駅で硬券入場券を記念に購入し、次の撮影地に向かいます。
雲は出ていますが、すがすがしい秋の空が撮影日よりの一日を期待させます。





今回のきっぷコレクション

国鉄 横須賀線 鎌倉駅 硬券入場券
入場券_鎌倉駅1

国鉄 横須賀線 鎌倉駅 硬券入場券
入場券_鎌倉駅2


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第92回 小春日和の江ノ電巡り その2 昭和61年

前回に引き続き昭和61年に撮影した江ノ電の写真をスキャンしてみました。
大まかには撮影場所を決めていましたが、せっかくの鎌倉なので少し観光もしてみたいと思い鎌倉大仏へ。
早朝の人もまばらな鎌倉駅から再び江ノ電に乗り込み長谷駅へ向かいます。


江ノ島電鉄 300形303編成 由比ヶ浜駅前踏切から
6211江ノ電_300形303編成_由比ケ浜駅前の踏切
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

鎌倉大仏の最寄駅といえば長谷駅ですが、なんとなく一つ手前の由比ヶ浜駅で下車。
「由比ヶ浜」という駅名の割には由比ヶ浜の海岸が見えるわけでもなくただの住宅街です。
駅前の踏み切りで303編成を撮影し、そのまま大仏まで町並みなど撮影しながら歩いて行くことに。
到着した鎌倉大仏は早朝のために観光客もまばらで、一通り見学した後は極楽寺駅まで沿線の撮影地を探しながら歩いてみました。


江ノ島電鉄 300形301編成 長谷駅~極楽寺駅間 御霊神社前踏切から
6211江ノ電_300形301編成_御霊神社前踏切から
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 100mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

長谷駅からほど近い御霊神社へ寄り道してみました。
参道の踏切ではちょうど鎌倉行きの301編成がやってくるところを撮影できました。
民家の軒先ギリギリな場所を通るのも江ノ電の特徴といえる沿線風景ですね。


江ノ島電鉄 300形303編成 長谷駅~極楽寺駅間 御霊神社境内から
6211江ノ電_300形303編成_御霊神社境内から
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 100mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

鳥居の目の前に遮断機のない踏み切りがあり、参道を横切る江ノ電が絵になりそうだったので撮影してみました。
シャッター速度が遅く被写体ブレですが、かえって躍動感が出て良いのかもしれません。
(物は言いようですねw)

次の目的地、極楽寺へ向けて歩きます。
江ノ電は駅間距離が近いのでいちいち電車を待つより歩いたほうが早そうですね。


江ノ島電鉄 300形303編成 極楽寺駅
6211江ノ電_300形303編成_極楽寺駅
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

極楽寺駅へやってきました。
まずは駅裏の道からちょうど到着していた列車を撮影してみました。
300型3編成6両が停車していましたが、鎌倉寄りの303編成が後ろの2編成を残して発車していきました。


江ノ島電鉄 300形304編成 極楽寺駅
6211江ノ電_300形304編成_極楽寺駅
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

残りの2編成4両は藤沢方面へ発車して行きました。
写真からはどのような状況だったのかわからなかったので調べてみました。

・極楽寺駅の鎌倉寄りに停車している2両編成のすぐ後ろに藤沢からの極楽寺止まり4両2編成が到着。
・乗客は鎌倉寄り2両編成に乗換え鎌倉へ出発。
・4両2編成は極楽寺の車庫へ移動。
という運用があったそうです。

その他にも4両2編成の列車が極楽寺駅に到着後、後側2両の乗客を前側2両に乗換えさせ出発。
後側2両は運転終了で極楽寺車庫へという運用もあるようですね。


江ノ島電鉄 極楽寺駅
6211江ノ電_極楽寺駅
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

極楽寺駅の駅舎です。
極楽寺駅といえばやはりアジサイの寺こと成就院でしょうか。
映画「男はつらいよ」第29作『寅次郎あじさいの恋』の舞台にもなり、アジサイの季節には多くの観光客が訪れる観光地としても有名ですね。
第29作では寅さんの甥っ子、満男の出番が多く、シリーズの中でも印象的な回でした。
満男役の吉岡秀隆さんとは年が近いせいもあり、その後のシリーズでもその時その時の時代背景が思い出され、まるで自分の半生を見ているかのように感じることが多いです。
懐かしくもあり、恥ずかしい感じもしますね。

他にはテレビドラマ「俺たちの朝」の舞台にもなりました。
正直ドラマの内容はほとんど覚えていませんが、度々登場する江ノ電や極楽寺駅の映像が脳裏に焼きついていたのでしょう。
当時ドラマの影響で観光客が増え、廃線寸前だった江ノ電を救ったという話もあるようですが、江ノ電が廃線寸前だったなんて今からは想像もできない状況ですね。
その他にもいろいろなドラマの舞台になった江ノ電ですが、どのドラマが印象深かったのかは世代にもよるのでしょう。

次回はいよいよ海岸線沿いを走る江ノ電の定番撮影地へと向かいます。





今回のきっぷコレクション

江ノ島電鉄 極楽寺駅 硬券入場券
入場券_極楽寺駅


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第93回 小春日和の江ノ電巡り その3 昭和61年

第93回は今回も江ノ電を撮影したポジの画像をお送りします。
主に江ノ島駅から腰越駅までの併用軌道を走る江ノ電の様子などをスキャンしてみました。
(前回海岸沿いを走る江ノ電の写真をお送りしますと予告しましたが次回でした)


江ノ島電鉄 1500形 極楽寺駅付近
6211江ノ電_150形_極楽寺駅付近
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

極楽寺駅から藤沢方面の踏み切りに移動してきました。
この年の4月に登場したばかりの1500形1501編成です。
この車両は江ノ電初のカルダン駆動を採用した新性能電車だそうで現在も現役で活躍しています。
何本かの列車を撮影後、この列車に乗って藤沢駅へ向かいます。


江ノ島電鉄 1500形 藤沢駅
6211江ノ電_150形_藤沢駅
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

藤沢駅に戻ってきました。
この時点でまだ午前10時前です。
写真はお客さんが乗車後の様子ですが、それでも日曜日の午前中の割には空いていたようです。
次は江ノ島駅へ向かい腰越駅までの併用軌道区間の撮影をしに行きます。


江ノ島電鉄 旧500形 600形 江ノ島駅付近
6211江ノ電_旧500形&600形_江ノ島駅付近
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

江ノ島駅から併用軌道区間が始まる地点へ移動してきました。
ここでは旧500形501編成と前年の1985年に運用終了した600形601編成が撮影できました。
2002年に運転終了した旧500形501編成は江ノ電の中でも丸みを帯びた特徴的な外観で、末期にはポストペットの広告でピンクとクリーム色の塗り分けで目立っていましたね。
写真に写っている602号はその後651号に改番され「江ノ電もなか」を販売する扇屋さんの店頭に前面部分が保存され、編成を組んでいた601号は東急世田谷線宮の坂駅にある世田谷区宮坂区民センターに生態保存されています。


江ノ島電鉄 1000形 江ノ島駅-腰越駅間
6211江ノ電_1000形_江ノ島-腰越間1
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 100mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

少し移動して併用軌道の始まる場所へやってきました。
写真はこの年冷房化改造がされたばかりの1000形1002編成です。
写真でもお解かりいただけるいただけると思いますが、この場所の線路は1067mm以上の軌間では日本でもっとも急な半径28mのカーブだそうです。
江ノ電の車両が全て連接式なのも、こういった急カーブに対応するためのものなんですね。


江ノ島電鉄 300形 306編成 江ノ島駅-腰越駅間
6211江ノ電_300形306編成_江ノ島-腰越間
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 100mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

少し移動して瀧口寺の門前から300型306編成を撮影してみました。
ここから腰越駅の手前までは道路の真ん中を江ノ電の電車が走るという、路面電車以外では珍しい風景が見られる場所です。


江ノ島電鉄 1100形 江ノ島駅-腰越駅間
6211江ノ電_1000形_江ノ島-腰越間2
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

腰越駅の手前付近まで移動してきたところで鎌倉行きの1100型がやってきました。
2両編成の可愛い電車ですが、道路の真ん中を堂々と走る姿は間近で見るとなかなかどうして圧倒されます。


次回は海岸線を走る江ノ電の定番撮影地の写真をお送りします。


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第94回 小春日和の江ノ電巡り その4 昭和61年

昭和61年撮影の江ノ電シリーズ4回目です。
江ノ島駅から続く併用軌道区間を抜けいよいよ江ノ電のハイライト、鎌倉高校前駅前後の海岸沿いにやってきました。

30年近く前の江ノ電の車両も懐かしいですが、背景に写る当時の自動車たちにも目が行ってしまいます。
(あぁ、80年代のクルマって直線的なデザインのものが多かったなぁ)


江ノ島電鉄 1000形 腰越駅〜鎌倉高校前駅間
6211江ノ電_腰越駅〜鎌倉高校前駅間
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 50mm F1.7/Nikon COOLSCAN IV ED

まずは腰越海岸から海沿いを走る江ノ電を撮影。
第91回以降のヘッダー画像はこの写真から切り出したものです。

昼前くらいの時間だったと記憶していますが、だいぶ車が増えてきました。
手前の砂浜に干されているのは湘南の名産「タタミイワシ」でしょうか。
食べたことはありませんが、なかなかの高価な品のようです。


江ノ島電鉄 300形 302編成 腰越駅〜鎌倉高校前駅間
6211江ノ電_腰越駅〜鎌倉高校前駅間_302編成
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

線路際に戻ってきました。
江ノ電の線路が海沿いに出る場所から鎌倉行きの302編成を後追いで撮影。
手が届きそうなほど近い場所を走行しています。


江ノ島電鉄 1000形 腰越駅〜鎌倉高校前駅間
6211江ノ電_腰越駅〜鎌倉高校前駅間_1001編成
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 100mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

少し移動すると踏切があったため、海をバックに江ノ電を撮ってみました。
沖のほうではウィンドサーフィンをする人々が見えますね。


江ノ島電鉄 500形 502編成 鎌倉高校前駅
6211江ノ電_鎌倉高校前駅_502編成
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

鎌倉高校前駅へやってきました。
500形502編成と江ノ島を絡めて見ましたが、歩道からの撮影だと江ノ島が切れてしまいます。
条件がよければ背後に富士山が見えるようです。


江ノ島電鉄 1000形 鎌倉高校前駅
6211江ノ電_鎌倉高校前駅_1001編成
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

踏み切りを渡って反対側の道路へ移動してきました。
江ノ電といえば”ここ”という定番の撮影地ですね。
誰もが一度は見たことのあるアングルで撮ってみました。

鎌倉高校前駅といえばもう一つの定番撮影地の駅前踏み切りがありますが、なぜかそこでの撮影はしませんでした。
アニメやドラマの舞台になったそうで、海外からの旅行者にも人気の場所だそうです。


江ノ島電鉄 1000形 鎌倉高校前駅〜七里ヶ浜駅間
6211江ノ電_鎌倉高校前駅〜七里ヶ浜駅間_1001編成
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 50mm F1.7/Nikon COOLSCAN IV ED

さらに歩き続け七里ヶ浜駅近くへやってきました。
ここも条件がよければ富士山をバックに撮影できる定番撮影地のようですね。
順光狙いなら午前中、夕刻のシルエット狙いなら日没前後の時間帯に来なければなりませんね。
お昼の時間帯というのはどうも中途半端なようです。


江ノ島電鉄 1500形 鎌倉高校前駅〜七里ヶ浜駅間
6211江ノ電_鎌倉高校前駅〜七里ヶ浜駅間_1501編成
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 50mm F1.7/Nikon COOLSCAN IV ED

前の写真の後追いです。
線路と道路の間には柵が無く、きれいな編成写真が撮れる場所です。

お昼過ぎとはいえ冬は日が短く、早朝からの撮影で疲れてしまったのでこの辺で切り上げです。
フリーきっぷを利用した割にはほとんどが歩きでの撮影でした。
全線で10kmほどなのでハイキングがてらの撮影でも面白そうですね。
この後は七里ヶ浜駅から鎌倉駅まで江ノ電で移動して、最後は鶴岡八幡宮を観光して帰路につきました。

今回が江ノ電シリーズの最終回となります。
訪問が11月だったこともあり比較的観光客が少ない感じでした。
一日を通してみても江ノ電目当てのカメラマンや観光客は少なく、現在の江ノ電を取り巻く環境とは大違いで時代の移り変わりを感じますね。


次回は年末に撮影しに行った東海道線の有名撮影地の写真をスキャンしてみたいと思います。


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第111回 開通85周年の江ノ電 〜青春の思い出〜 昭和62年

すっかりご無沙汰しておりました。約一ヶ月ぶりの更新です。
今後のネタ作りのために保存していたネガを掘り起こしてスキャンしていたところ、いよいよ昭和時代のネタが枯渇してきた事が判明しました。
昭和末期からしばらくの間はバイクに夢中で鉄道写真と遠ざかった時期があったので、今後のネタ的にはいきなり時代が飛ぶかもしれません。
今溜まっているネタが終わったら一旦フィルムの整理をしなければなりませんね。



さて第111回のゾロ目回は昭和62年の夏に撮影した開通85周年を迎えた江ノ電の写真をスキャンしてみました。
実はこの時撮影したネガの中で江ノ電の写真はほんの数枚しかなく、それ以外のほとんどは盛夏をとっくに過ぎたひとけのない由比ヶ浜の海岸を行き交う人々などを撮影したものでした。
スキャンするまではすっかり忘れていた事ですが、青春の苦い思い出を象徴するかのような画像の数々を目の当たりにし、(その当時は胸の締め付けられる思いで直接的な映像が記録されているネガを破棄したこともありましたが)30年の時を経て鮮明に思い出しましたよ。
まぁ辛い時は気晴らしに海へ行くというベタな思いつきで江ノ島・鎌倉界隈へ行く事にしましたが、夏の終わりの由比ヶ浜はむしろ寂しさを助長する光景の連続で、むしろ落ち込む材料が揃っているという状態(笑)
いったい何をしに来たのかわからないという感じになりつつもありましたが、だがしかし!この頃から転んでもただでは起きない性格だったようで、当然のようにフル装備の撮影機材と二万五千分の一地図を携えての訪問となりました。


江ノ島電鉄 七里ヶ浜駅〜稲村ヶ崎駅間
s6208江ノ電_七里ヶ浜駅〜稲村ヶ崎駅間
◆ 撮影日:1987/8 PENTAX LX smc PENTAX-M 100mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

そんな訳で初めは江ノ電そっちのけで、由比ヶ浜海岸で普段は撮らないような写真の数々を撮影していましたが、そこはやはりスルーして帰る訳には行きません。
(普段撮らないような写真はあまりに痛々しいので公開しませんw)
事前に地図で目をつけていた場所にやってきました。
海岸線を行く江ノ電の線路と平行している道路や背後の山並みが良い感じに収まりますが、架線柱の間隔が短くスッキリしないですね。
苦労して坂道を登ってきた割にはイマイチな感じだったので、鎌倉方面から来る列車を一本撮影して戻る事にしました。
ちなみに現在この場所からの眺めは線路の手前に建物が建ち、列車の編成を収めるのが難しいみたいです。
ここから少し離れた場所には俯瞰撮影ができる定番スポットがあるようですね。


江ノ島電鉄 旧500形 鎌倉高校前駅〜七里ヶ浜駅間
s6208江ノ電_鎌倉高校前-七里ヶ浜間1
◆ 撮影日:1987/8 PENTAX LX smc PENTAX-M 50mm F1.7/Nikon COOLSCAN IV ED

再び線路際まで戻り前回も撮影した場所で列車を待っていると、やってきたのは「開通85周年」のヘッドマークを掲げた旧500形でした。(501編成?)
陽も落ちてきて夕刻の時間が近付きます。
今も昔も休日の国道134号線は車が多いですね。


江ノ島電鉄 300形 鎌倉高校前駅〜七里ヶ浜駅間
s6208江ノ電_鎌倉高校前-七里ヶ浜間2
◆ 撮影日:1987/8 PENTAX LX smc PENTAX-M 50mm F1.7/Nikon COOLSCAN IV ED

振り返って後追いの300形です。(304編成でしょうか)
開通85周年のヘッドマークがあるため車番がわかりません。
この日の撮影はこの辺りで終了しました。

しかしこの頃から何か目的があると、ついでにあれもこれもと追加してしまい欲張ってしまう性格は変わらないようです。
この時の江ノ島行きは傷心を癒す目的?というか気晴らしでもあったはずなのにむしろ自ら傷口に塩を塗り込むことになったり、結局は江ノ電を撮影して満足してしまい個人的には結果オーライな状態になってしまうなど、自分でも何やってるんだろう?と今となっては笑ってしまうような事ばかりしてましたね。
まぁいろんな意味で良い思い出です。

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すんや

Author:すんや
過去に撮りためたアナログ写真をフィルムスキャナーでデジタイズしアップロードする、アルバムと備忘録を兼ねたブログです。

一度はボツになった写真や、現像ムラ・カビ・キズなどで劣化した写真を現代の技術でどこまで復活させられるか?

アップする写真は基本的に鉄道写真か風景写真です。


中国五羊本田製バイクCGL125のブログをはじめました。
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