第27回 '85春 東北ワイド周遊券の旅 2日目 昭和60年

国鉄 奥羽本線 赤湯駅 50系客車普通列車
600319奥羽本線50系客車_赤湯駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / SIGMA HIGH-SPEED ZOOM 80-200mm F3.5-4 / Nikon COOLSCAN IV ED

今回は東北ワイド周遊券の旅2日目です。
まずは新発田駅から米坂線経由の「急行べにばな2号」で奥羽本線の赤湯駅へ向かいます。
羽越線から米坂線に入り山間部へ入ると日本有数の豪雪地帯になり車窓は一面深い雪で覆われました。

写真は赤湯駅で乗り換えた福島行きの普通列車です。
機関車の牽引する列車というのは電車や気動車といった動力分散型の列車と違い、発車時に独特のショックがあります。
この年のダイヤ改正で旧型客車で運行されていた列車がこの50系客車に置き換わり、現役での旧型客車への乗車が叶わず悔しい思いをしたものですが、今となっては大井川鉄道などで乗車する機会がある旧型客車よりもノーマル50系客車のほうが先に絶滅してしまい、あるいみ貴重な体験ができたのかもしれません。


国鉄 奥羽本線 米沢駅 50系客車普通列車
600319奥羽本線50系客車_米沢駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / SIGMA HIGH-SPEED ZOOM 80-200mm F3.5-4 / Nikon COOLSCAN IV ED

米沢駅では少々停車時間があったため乗ってきた列車の編成写真を撮ります。
ここからは1990年に廃止になった四連続スイッチバックがあった板谷峠越えの区間になります。
当時でも珍しかった四連続スイッチバックと、峠駅で販売している「峠の力餅」がこの日のハイライトでした。
山形新幹線が開業した現在は普通列車の本数も激減し、峠駅での力餅購入も難易度が増しています。
こしあんの大福はあまり好きではなかったのですが、ここの力餅だけは別格です!!
2009年の再訪時に食した峠の力餅は当時と変わらない味で大変満足でした。


国鉄 奥羽本線 板谷駅
600319奥羽本線_板谷駅1
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

板谷駅で車内からの一枚です。
当時は非冷房のため窓の開く車両が多く、このような撮影も可能でした。


国鉄 奥羽本線 板谷駅 スノーシェッド
600319奥羽本線_板谷駅2
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

スイッチバック後の車内から板谷駅のスノーシェッドを撮ってみました。


JR東日本 奥羽本線 旧板谷駅 スノーシェッド 2009年3月
200903奥羽本線_板谷駅
◆ 撮影日:2009/3 Nikon D300 AF-S DX Zoom-Nikkor 18-70mm F3.5-4.5G IF-ED

こちらは2009年の様子です。線路の一本は剥がされ架線も撤去されていますが、当時のホームは残されているようです。


国鉄 奥羽本線 福島駅 特急つばさ号
600319奥羽本線特急つばさ_福島駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

福島駅に到着しました。
力餅のあまりのおいしさに福島到着を待たずに完食してしまいました!
反対側のホームにはこれから板谷峠に挑む特急つばさ号が発車を待っています。


国鉄 奥羽本線 福島駅 50系客車普通列車
600319奥羽本線50系客車_福島駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / SIGMA HIGH-SPEED ZOOM 80-200mm F3.5-4 / Nikon COOLSCAN IV ED

乗車してきた普通列車には荷物車「マニ50」が連結され引き込み線へと移動されて行きます。


国鉄 福島駅
600319_福島駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

新幹線ホームへの跨線橋から駅北側の眺め。
かつて存在した扇形庫と側線が新幹線の高架ホームに変わりました。


JR東日本 福島駅 2009年3月
200903_福島駅
◆ 撮影日:2009/3 Nikon D300 AF-S DX Zoom-Nikkor 18-70mm F3.5-4.5G IF-ED

2009年ほぼ同じ場所からの眺め。
側線がさらに削られ駐車場に変わりました。
駅周辺には高いビルが建ち信夫山も半分ぐらいしか見えなくなりましたね。


国鉄 東北本線 福島駅 715系普通列車
600319東北本線715系_福島駅1
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

581、583系寝台特急電車から改造された715系普通列車です。


国鉄 東北本線 福島駅 715系普通列車
600319東北本線715系_福島駅2
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

ここから東北本線の普通列車で仙台へ向かい支線の終点利府駅へ向かいます。
東北新幹線の開業でこの区間の東北本線の特急、急行が廃止されてしまったため、ワイド周遊券のメリットが生かせない区間でもあります。


国鉄 仙石線 仙台駅 103系快速列車
600319仙石線103系_仙台駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

仙台駅にやってきました。
この日は乗車しませんでしたが仙石線のホームの様子を見に行ってみました。
仙石線はその前身が宮城電鉄という私鉄であったため在来線ホームから離れた場所にあり、そのほとんどが交流電化の東北地方の中での直流電化路線であり、首都圏では見慣れた103系電車が運転されていた異色の路線でした。

この後東北本線の支線の終点、利府駅への往復の後、仙台城(青葉城)へ行きましたがすでに日は暮れていました。
雨の中、ひと気のない真っ暗な仙台城から仙台の夜景をながめ今宵の宿へと向かい2日目は終了です。


◆ 2日目の行程
新発田 →(羽越本線・米坂線・奥羽本線)→ 赤湯 →(奥羽本線)→ 米沢 →(奥羽本線)→ 福島 →(東北本線)→ 仙台 → (東北本線)→ 利府 →(東北本線)→ 仙台





今回のきっぷコレクション

国鉄 赤湯駅 硬券入場券
600319入場券_赤湯駅


国鉄 福島駅 硬券入場券
600319入場券_福島駅


国鉄 利府駅 硬券入場券
600319入場券_利府駅


国鉄 仙台駅 入場券
600319入場券_仙台駅


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ジャンル : 写真

第26回 '85春 東北ワイド周遊券の旅 1日目 昭和60年

国鉄 東北新幹線 郡山駅 200系新幹線やまびこ
600318東北新幹線200系_郡山駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

今回は1985年の春休みに「東北ワイド周遊券」を利用した東北一人旅の時の写真をスキャンしてみました。
「東北ワイド周遊券」は東北六県の国鉄線と国鉄バスが10日間乗り降り自由(東京都区内からの場合)の周遊きっぷで、自由周遊区間内では特急、急行列車の自由席を利用できるという大変お得なきっぷでした。
北海道ワイド周遊券などは有効期間が20日間もあったので、北海道の旅に利用した方も多いのではないでしょうか?

まずは上野駅から東北新幹線で郡山駅までやってきました。これから約一週間、一人で東北各地を乗り鉄して廻ります。
一週間にわたる一人旅は人生初の経験でしたが、不思議と不安感はなく見ず知らずの土地を巡ることの期待感でいっぱいでした。

遅い出発でしたが、郡山駅には昼過ぎに到着したので一旦途中下車して駅前で昼食を取ります。




なお今回からレタッチの方法を少し変えてみました。
スキャンしたNEFファイルのレタッチをPhotoshop Camera Rawでほぼ完結してしまうというやりかたですが、これは特に露出不足なフィルムや暗部が多いもののディティールを起こすのが比較的容易で、幅広い階調表現と作業効率の向上ができたと思います。
中間調が多く平坦な画像になりがちなので、セパレーションを上手く処理して適度なコントラストを付けるようにすることが重要かと思います。





国鉄 郡山駅 ミニSL D51
600318ミニSL_D51_郡山駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

昼食後、コレクション用の硬券入場券を購入し、駅構内を歩き回っているとこんなものが展示されていました。
解説を読んでみると国鉄郡山工場の技能者養成所で教育のために制作されたものだということです。
1/5サイズの実際に走行できるSLだそうで、郡山総合車両センターと改称された現在では、年に一回行われる「郡山車両基地まつり」で展示されているようです。
その後に訪れた郡山駅ではほかにも幻のSL「C63」型のミニSLが同様に制作、展示されいました。


国鉄 東北本線 郡山駅 715系普通列車
600318東北本線715系2_郡山駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

在来線ホームに向かってみると、この年の3月のダイヤ改正から東北本線の普通列車に投入された715系普通列車が停車していました。
見ての通り中間車両をムリヤリ先頭車両に改造したような車両で、その特徴的な外観から「食パン」などと呼ばれてましたね。


国鉄 東北本線 郡山駅 715系普通列車
600318東北本線715系1_郡山駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

東北新幹線の開業により削減された夜行列車の余剰になった581、583系寝台特急電車の車両を普通列車に使用するため改造されたものですが、最小限の改造だったため乗車定員が少なかったり乗降に時間がかかる構造のため、あまり評判は良くなかったようです。


国鉄 水郡線 郡山駅 キハ25+キハ47普通列車
600318水郡線キハ25+キハ47_郡山駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

ホームの東京方の端のほうに行ってみると水郡線の列車が見えました。
当時の3番ホーム東京方の切欠ホームが水郡線ホームとなっていました。
同じような形のホームは糸魚川駅の大糸線ホームや、高崎駅の八高線ホームなどがありますね。


国鉄 磐越西線 郡山駅 455系快速ばんだい
600318磐越西線455系2_郡山駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

次に乗車する磐越西線の「快速ばんだい」455系電車です。
東北新幹線の開業でそれまで数多く運行されていた急行列車が快速に格下げされ、このような急行型電車に追加料金なしに乗れるのは得した気分になります。


国鉄 郡山駅 キハ58 715系普通列車
600318磐越東線キハ58系_郡山駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

奥に写っているのは磐越東線の列車でしょうか?磐越東線はいまだに乗車できていません。


国鉄 磐越西線 郡山駅 455系快速ばんだい
600318磐越西線455系1_郡山駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

さて、一通り撮り鉄も終わりこの列車で会津若松駅へ向かいます。

この写真は典型的な逆光写真で主題である電車の姿が露出アンダーでしたが、Photoshopのおかげでここまで修正できました。
ハイライトを飛ばすことなくシャドー部のディティールを再現できましたが、全体的にコントラストの低いイメージな写真になってしまいました。
人間の目には実際にはこのような見え方はしないので、失敗したHDRのような不自然な調子ですね。


国鉄 磐越西線 会津若松駅 455系快速ばんだい
600318磐越西線455系_会津若松駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

会津若松駅です。ここでは若松城(鶴ヶ城)へ立ち寄りました。
あまり時間もなかったためお城の見学のみの駆け足な観光でした。
若松城までの往復には路線バスを利用したのですが、かなり古い車体だったようで車内に排ガスのにおいが漂ってきて気分が悪かった記憶があります。


国鉄 磐越西線 喜多方駅 50系普通列車
600318磐越西線50系客車_喜多方駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

喜多方駅までやってきました。次に乗車する新潟行き「快速あがの」に乗り継ぐまで40分ほど時間があるため、硬券入場券を購入し駅前を散策します。

写真は郡山行き50系普通列車です。この年の3月のダイヤ改正で「銀河鉄道999」などでおなじみ旧型の木造客車はこの50系客車に置き換えが進みました。
今となっては機関車が牽引する客車の列車自体がほとんど無くなってしまい、この50系客車自体貴重な存在になっています。


国鉄 磐越西線 喜多方駅 キハ58系快速あがの
600318磐越西線キハ58系_喜多方駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

喜多方から先は磐越西線も非電化区間になり運行されている列車は気動車かDD51が牽引する50系客車になります。
キハ58快速あがので新潟へ向かい、白新線で今宵の宿がある新発田へ向かいます。

急行型のゆったりしたシート間隔と少ない乗車率のおかげで、ボックスシート独り占めの贅沢な時間を過ごすことができました。
山都駅から先は阿賀野川沿いの美しい景色を見る事ができますが、この時すでに日が暮れてしまいその車窓を堪能することはできませんでした。
暗闇のなか列車の室内灯が照らし出す明かりで、うっすらと確認できる夜の景色はそれもまた趣のあるものでした。
五泉駅ではまだ全線が健在だった蒲原鉄道の古びた電車が停車していてその様子が印象的だったのを覚えています。
(蒲原鉄道はこの年の4月に加茂〜村松間が廃止になりました)


◆ 1日目の行程
上野 →(東北新幹線)→ 郡山 →(磐越西線)→ 会津若松 →(磐越西線)→ 喜多方 →(磐越西線・信越本線)→ 新潟 → (白新線)→ 新発田





今回のきっぷコレクション

国鉄 郡山駅 硬券入場券
600318入場券_郡山駅


国鉄 会津若松駅 硬券入場券
600318入場券_会津若松駅


国鉄 喜多方駅 硬券入場券
600318入場券_喜多方駅


国鉄 新発田駅 硬券入場券
600318入場券_新発田駅


東北ワイド周遊券
600318〜25_東北ワイド周遊券


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過去に撮りためたアナログ写真をフィルムスキャナーでデジタイズしアップロードする、アルバムと備忘録を兼ねたブログです。

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アップする写真は基本的に鉄道写真か風景写真です。


中国五羊本田製バイクCGL125のブログをはじめました。
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