第95回 根府川の夜が明けて・・・ 昭和61年

第95回は、かつて東海道本線の有名な定番撮影地として人気のあった、根府川駅近くの白糸川橋梁で撮影した写真をスキャンしてみました。
白糸川橋梁を渡るブルートレインの写真は、中高年世代の鉄道ファンなら一度は見たことのある風景だと思いますが、現在は暴風柵が設置され昔のように撮影することはできなくなったようです。

今回は自家製写真プリントの年賀状を作ってみようと思い年も押し迫った12月26日の夜に根府川へ行くことにしました。
現地で一夜を過ごして朝日と海をバックにシルエットの列車を撮影してみます。

終電近くの列車で根府川駅に到着しましたが駅周辺には何も無く、近くにあった神社の境内で時間をつぶすことに。
しかし日の出まで6時間近くありあまりにも暇すぎたため、とりあえず周辺を歩いて撮影場所のロケハンをしてみることにしました。


国鉄 東海道本線 根府川駅~真鶴駅間 白糸川橋梁 普通列車
s6112根府川_普通列車1
◆ 撮影日:1986/12 PENTAX MX smc PENTAX-M 200mm F4/Nikon COOLSCAN IV ED

夜が明ける前に目星を付けた撮影場所から始発列車を狙って見ますが、12月の夜明けは遅く思い描いていたようなシーンは撮影できませんでした。
曇天の空模様で列車がシルエットになるようなシーンもなかなか撮影できず、ようやく”これは”と思える写真が取れたのはだいぶ日が昇った頃でした。
雲の隙間から射した日の光が水面を照らし、良い具合にシルエットの列車を撮影することができました。


国鉄 東海道本線 根府川駅~真鶴駅間 白糸川橋梁 普通列車
s6112根府川_普通列車2
◆ 撮影日:1986/12 PENTAX MX smc PENTAX-M 200mm F4/Nikon COOLSCAN IV ED

場所を移動して撮影を続けます。
この頃にはすっかり分厚い雲に日の光は遮られ、イメージした写真を撮ることはできなくなってしまいました。


国鉄 東海道本線 根府川駅 EF65+貨物列車
s6112根府川_貨物列車
◆ 撮影日:1986/12 PENTAX MX smc PENTAX-M 100mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

根府川駅を北側にみて俯瞰で撮影できる場所までやってきました。
EF65が牽引する貨物列車が撮影できました。
そろそろ東京へ向けて走るブルートレインが通過する時間帯に入ってきたので再び場所を移動します。


国鉄 東海道本線 根府川駅~真鶴駅間 白糸川橋梁
s6112根府川_ブルートレイン
◆ 撮影日:1986/12 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

この頃になると寝不足と疲労、曇天模様ですっかり撮影意欲も減退し、あとは適当に撮影して退散することにしました。
当初の目的である年賀状のネタは撮影することができたのでこれで良しとします。


怪傑ライオン丸の遊具
s6112根府川_ライオン丸
◆ 撮影日:1986/12 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

駅へ戻る道すがらこんな物を発見しました。
通りに面した物置の横に佇む「怪傑ライオン丸」。
遊園地やデパートの屋上などに設置されていた電動の遊具ですね。
私はライオン丸を視聴した記憶が無いのでストーリーなどは知りませんが、「ライオン丸」の名前と姿は知っている方も多いかと思います。


この後昼過ぎには帰宅してフィルムの現像、その夜にはポストカードサイズの印画紙に焼付けまでを終え、ギリギリ年明け前に年賀状をポストに投函することができました。
年が明けて送った年賀状の感想を友達に聞いてみましたが、概ね「なんか暗い雰囲気で、正月の風景にはふさわしくない」との意見が大勢を占めることに。
苦労した割には良い評価が得られなかった上に、当日の天候から考えると前日入りしなくても始発で十分間に合ったようで、いまひとつ満足のいくものではありませんでしたね。




今回のきっぷコレクション

東海道本線 根府川駅 乗車証明書
乗車証明書_根府川駅611227


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第94回 小春日和の江ノ電巡り その4 昭和61年

昭和61年撮影の江ノ電シリーズ4回目です。
江ノ島駅から続く併用軌道区間を抜けいよいよ江ノ電のハイライト、鎌倉高校前駅前後の海岸沿いにやってきました。

30年近く前の江ノ電の車両も懐かしいですが、背景に写る当時の自動車たちにも目が行ってしまいます。
(あぁ、80年代のクルマって直線的なデザインのものが多かったなぁ)


江ノ島電鉄 1000形 腰越駅〜鎌倉高校前駅間
6211江ノ電_腰越駅〜鎌倉高校前駅間
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 50mm F1.7/Nikon COOLSCAN IV ED

まずは腰越海岸から海沿いを走る江ノ電を撮影。
第91回以降のヘッダー画像はこの写真から切り出したものです。

昼前くらいの時間だったと記憶していますが、だいぶ車が増えてきました。
手前の砂浜に干されているのは湘南の名産「タタミイワシ」でしょうか。
食べたことはありませんが、なかなかの高価な品のようです。


江ノ島電鉄 300形 302編成 腰越駅〜鎌倉高校前駅間
6211江ノ電_腰越駅〜鎌倉高校前駅間_302編成
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

線路際に戻ってきました。
江ノ電の線路が海沿いに出る場所から鎌倉行きの302編成を後追いで撮影。
手が届きそうなほど近い場所を走行しています。


江ノ島電鉄 1000形 腰越駅〜鎌倉高校前駅間
6211江ノ電_腰越駅〜鎌倉高校前駅間_1001編成
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 100mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

少し移動すると踏切があったため、海をバックに江ノ電を撮ってみました。
沖のほうではウィンドサーフィンをする人々が見えますね。


江ノ島電鉄 500形 502編成 鎌倉高校前駅
6211江ノ電_鎌倉高校前駅_502編成
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

鎌倉高校前駅へやってきました。
500形502編成と江ノ島を絡めて見ましたが、歩道からの撮影だと江ノ島が切れてしまいます。
条件がよければ背後に富士山が見えるようです。


江ノ島電鉄 1000形 鎌倉高校前駅
6211江ノ電_鎌倉高校前駅_1001編成
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

踏み切りを渡って反対側の道路へ移動してきました。
江ノ電といえば”ここ”という定番の撮影地ですね。
誰もが一度は見たことのあるアングルで撮ってみました。

鎌倉高校前駅といえばもう一つの定番撮影地の駅前踏み切りがありますが、なぜかそこでの撮影はしませんでした。
アニメやドラマの舞台になったそうで、海外からの旅行者にも人気の場所だそうです。


江ノ島電鉄 1000形 鎌倉高校前駅〜七里ヶ浜駅間
6211江ノ電_鎌倉高校前駅〜七里ヶ浜駅間_1001編成
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 50mm F1.7/Nikon COOLSCAN IV ED

さらに歩き続け七里ヶ浜駅近くへやってきました。
ここも条件がよければ富士山をバックに撮影できる定番撮影地のようですね。
順光狙いなら午前中、夕刻のシルエット狙いなら日没前後の時間帯に来なければなりませんね。
お昼の時間帯というのはどうも中途半端なようです。


江ノ島電鉄 1500形 鎌倉高校前駅〜七里ヶ浜駅間
6211江ノ電_鎌倉高校前駅〜七里ヶ浜駅間_1501編成
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 50mm F1.7/Nikon COOLSCAN IV ED

前の写真の後追いです。
線路と道路の間には柵が無く、きれいな編成写真が撮れる場所です。

お昼過ぎとはいえ冬は日が短く、早朝からの撮影で疲れてしまったのでこの辺で切り上げです。
フリーきっぷを利用した割にはほとんどが歩きでの撮影でした。
全線で10kmほどなのでハイキングがてらの撮影でも面白そうですね。
この後は七里ヶ浜駅から鎌倉駅まで江ノ電で移動して、最後は鶴岡八幡宮を観光して帰路につきました。

今回が江ノ電シリーズの最終回となります。
訪問が11月だったこともあり比較的観光客が少ない感じでした。
一日を通してみても江ノ電目当てのカメラマンや観光客は少なく、現在の江ノ電を取り巻く環境とは大違いで時代の移り変わりを感じますね。


次回は年末に撮影しに行った東海道線の有名撮影地の写真をスキャンしてみたいと思います。


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第93回 小春日和の江ノ電巡り その3 昭和61年

第93回は今回も江ノ電を撮影したポジの画像をお送りします。
主に江ノ島駅から腰越駅までの併用軌道を走る江ノ電の様子などをスキャンしてみました。
(前回海岸沿いを走る江ノ電の写真をお送りしますと予告しましたが次回でした)


江ノ島電鉄 1500形 極楽寺駅付近
6211江ノ電_150形_極楽寺駅付近
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

極楽寺駅から藤沢方面の踏み切りに移動してきました。
この年の4月に登場したばかりの1500形1501編成です。
この車両は江ノ電初のカルダン駆動を採用した新性能電車だそうで現在も現役で活躍しています。
何本かの列車を撮影後、この列車に乗って藤沢駅へ向かいます。


江ノ島電鉄 1500形 藤沢駅
6211江ノ電_150形_藤沢駅
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

藤沢駅に戻ってきました。
この時点でまだ午前10時前です。
写真はお客さんが乗車後の様子ですが、それでも日曜日の午前中の割には空いていたようです。
次は江ノ島駅へ向かい腰越駅までの併用軌道区間の撮影をしに行きます。


江ノ島電鉄 旧500形 600形 江ノ島駅付近
6211江ノ電_旧500形&600形_江ノ島駅付近
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

江ノ島駅から併用軌道区間が始まる地点へ移動してきました。
ここでは旧500形501編成と前年の1985年に運用終了した600形601編成が撮影できました。
2002年に運転終了した旧500形501編成は江ノ電の中でも丸みを帯びた特徴的な外観で、末期にはポストペットの広告でピンクとクリーム色の塗り分けで目立っていましたね。
写真に写っている602号はその後651号に改番され「江ノ電もなか」を販売する扇屋さんの店頭に前面部分が保存され、編成を組んでいた601号は東急世田谷線宮の坂駅にある世田谷区宮坂区民センターに生態保存されています。


江ノ島電鉄 1000形 江ノ島駅-腰越駅間
6211江ノ電_1000形_江ノ島-腰越間1
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 100mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

少し移動して併用軌道の始まる場所へやってきました。
写真はこの年冷房化改造がされたばかりの1000形1002編成です。
写真でもお解かりいただけるいただけると思いますが、この場所の線路は1067mm以上の軌間では日本でもっとも急な半径28mのカーブだそうです。
江ノ電の車両が全て連接式なのも、こういった急カーブに対応するためのものなんですね。


江ノ島電鉄 300形 306編成 江ノ島駅-腰越駅間
6211江ノ電_300形306編成_江ノ島-腰越間
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 100mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

少し移動して瀧口寺の門前から300型306編成を撮影してみました。
ここから腰越駅の手前までは道路の真ん中を江ノ電の電車が走るという、路面電車以外では珍しい風景が見られる場所です。


江ノ島電鉄 1100形 江ノ島駅-腰越駅間
6211江ノ電_1000形_江ノ島-腰越間2
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

腰越駅の手前付近まで移動してきたところで鎌倉行きの1100型がやってきました。
2両編成の可愛い電車ですが、道路の真ん中を堂々と走る姿は間近で見るとなかなかどうして圧倒されます。


次回は海岸線を走る江ノ電の定番撮影地の写真をお送りします。


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Author:すんや
過去に撮りためたアナログ写真をフィルムスキャナーでデジタイズしアップロードする、アルバムと備忘録を兼ねたブログです。

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