第99回 春の中央本線 撮り鉄の旅 その2 新府の桃畑 昭和62年

前回、小海線小淵沢の大カーブでの撮影を終え、次の撮影地「新府駅」へやってきました。
駅近くの小高い丘から八ヶ岳を背景に俯瞰した撮影ができるとの事で、事前に地図で目星を付けていた場所へ行ってみることにしました。



しかし今になって思うと当時は当然インターネットなど無い訳で、碌な下調べも無しに時刻表と地図だけを頼りに行き当たりばったりな撮影旅行をしてきました。
今なら多少はネットで下調べをしてから出かけるのでしょうが、便利ではあるがなにか窮屈な感じもするし、不便な中にも自由さのあった昔とどちらがいいのか悩むところでもあります。




JR東日本 中央本線 新府駅~穴山駅間 115系普通列車
620405中央線新府-穴山間_115系普通列車_001
◆ 撮影日:1987/4 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

小淵沢駅から乗車してきた普通列車を新府駅で下車し、撮影場所へと向かう道すがら最初に撮影したのは塩山行き普通列車324Mでした。
この時点でまだ7時39分、とても寒かった記憶があります。
雲ひとつ無い晴天の下、背後には雪を被った八ヶ岳。
絵になる写真が撮影できそうです。


JR東日本 中央本線 新府駅~穴山駅間 115系普通列車
620405中央線新府-穴山間_115系普通列車_002
◆ 撮影日:1987/4 PENTAX MX smc PENTAX-M 100mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

しばらく周囲を歩き回って撮影場所を決めました。
手前には桃畑が広がり背後には八ヶ岳。
光線状態的にはあと2~3時間後ぐらいが良いのでしょうか。


JR東日本 中央本線 新府駅~穴山駅間 115系普通列車
620405中央線新府-穴山間_115系普通列車_003
◆ 撮影日:1987/4 PENTAX MX smc PENTAX-M 100mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

カメラを右方向に振って同じ列車を撮影。
背景に写る山は茅ヶ岳でしょうか。
山容が八ヶ岳に似ているなと思ったら、「にせ八つ」などと呼ばれていることもあるようで、ちょっとかわいそうな気もしますね。

標高360mの韮崎駅から標高955mの富士見駅まで、高低差約600mを延々と登っていく中央本線ですが、その始まりとなる釜無川と塩川に挟まれた丘陵地形の様子がよくわかりますね。


JR東日本 中央本線 新府駅~穴山駅間 183系特急あずさ
620405中央線新府-穴山間_183系特急あずさ_004
◆ 撮影日:1987/4 PENTAX MX smc PENTAX-M 100mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

続いてやってきたのは中央本線のスター列車「特急あずさ」です。
まだつぼみの桃の木を手前にぼかして撮影してみました。
やがて訪れる桃の花が満開の時期に来られたら桃色に染まるすばらしい景色を見ることができるのでしょうね。
機会があったら是非再訪してみたい場所のひとつです。





今回のきっぷコレクション

国鉄時代に購入した青春18きっぷの表紙
青春18きっぷ_表紙620317

今回使用した青春18きっぷ
青春18きっぷ_s620405






さて当ブログも次回、いよいよ節目の連載100回を迎えることになりました。

部屋の片付けをしていて出てきた過去に撮りためたフィルムの束を前に、アルバム代わりにでもなればいいかと始めたブログでしたが、スキャン・レタッチ作業や記事を書いていくうちに当時の様子を鮮明に思い出すこともあり、なにか自分の半生を掘り起こすような作業に感慨深い思いもしました。
また当時を知る読者様からのコメントなどから同じ時間を共有するかのような感覚もあったりで、思っても見なかった面白さを度々感じることもありました。
この先もネタが尽きない限り200回、300回を目指して、スキャナーが動作する限りスキャンと記事の更新を続けて行きたいと思っています。


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第98回 春の中央本線 撮り鉄の旅 その1 小淵沢の大カーブ 昭和62年

国鉄分割民営化後、JR発足直後の昭和62年の春休みも終盤になり、残っていた青春18きっぷを消化するため中央本線沿線の風景を撮影しに行くことにしました。
それまでスナップ撮影と違い、この頃は鉄道雑誌などに掲載されている定番撮影地へ赴き、いわゆる当たり前の「鉄道写真」を撮影することにチャレンジしていた時期でした。
前回の市ヶ谷東中野の写真のようにきれいな鉄道写真を撮影することができましたが、今になってみるとあまり面白みを感じない気もします。



さて、今回の撮影旅行にはこの頃の中央本線の定番夜行列車「441M」を使い、まずは小淵沢駅へ。
列車に乗っていたほとんどの乗客はそのまま終点の上諏訪駅へ向かうか小海線への乗換え客で、早朝の小淵沢駅で下車したのは私だけでした。

日の出直前の小淵沢駅を出て第一の目的地である小海線では昔からの定番撮影地「小淵沢の大カーブ」へ向かいます。
一番列車が大カーブへやってくるまで小一時間あるので、徒歩でロケハンしつつ撮影ポイントへ。
周辺には何も無いため列車が来るまでの間は寒い中ただひたすら待つことになりました。


JR東日本 小海線 小淵沢駅~甲斐小泉駅間 キハ52+キハ58+キハ58普通列車
620405小海線小淵沢の大カーブ_001
◆ 撮影日:1987/4 PENTAX MX smc PENTAX-M 100mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

6時8分発の小諸行き227Dがやってきました。
急勾配を登っていくため、思いのほかゆっくりな速度で列車は走ります。
背後には雲ひとつ無い空の下、雪をかぶった甲斐駒ケ岳の山容がくっきりと写し出されています。


JR東日本 小海線 小淵沢駅~甲斐小泉駅間 キハ52+キハ58+キハ58普通列車
620405小海線小淵沢の大カーブ_002
◆ 撮影日:1987/4 PENTAX MX smc PENTAX-M 100mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

さらに大カーブを進んでくる気動車を撮影。
車両の屋根から流れ出るディーゼルエンジンの排気がフルパワーで力行している様子を表していますね。
列車は日本の鉄道最高地点(1,375m)へ向けてさらに勾配を登っていきます。


中央自動車道 小淵沢IC入口付近からの甲斐駒ケ岳
620405小淵沢IC入口付近
◆ 撮影日:1987/4 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

あまりに寒かったので撮影はこの列車1本で終了、次の撮影地に向かうため小淵沢駅に向かいます。
駅までの道中、快晴の早朝に見えた南アルプスの山々が余りに綺麗だったので思わず撮影してしまいました。

次回はこの撮影旅行の続きをお送りします。





今回のきっぷコレクション

国鉄時代に購入した青春18きっぷの表紙
青春18きっぷ_表紙620317

今回使用した青春18きっぷ
青春18きっぷ_s620405

JR東日本 中央本線 甲府駅 入場券
甲府駅_入場券

JR東日本 中央本線 小淵沢駅 硬券入場券
小淵沢駅_硬券入場券



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Author:すんや
過去に撮りためたアナログ写真をフィルムスキャナーでデジタイズしアップロードする、アルバムと備忘録を兼ねたブログです。

一度はボツになった写真や、現像ムラ・カビ・キズなどで劣化した写真を現代の技術でどこまで復活させられるか?

アップする写真は基本的に鉄道写真か風景写真です。


中国五羊本田製バイクCGL125のブログをはじめました。
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