第113回 小田急線 早朝の旧多摩川橋梁 昭和62年

当時所属していた高校の写真部では文化祭での写真展示が数少ない部の活動をアピールする機会で、展示用の写真を撮影するために早朝の多摩川へ行くことにしました。

どのような写真を撮影するかいろいろ事前にイメージし、今回はギラギラ光る朝日を浴びて鉄橋を渡る列車を逆光でシルエットにしてみたら絵になるだろう、との目論見で早朝の登戸駅にやってきた訳です。


旧多摩水道橋
s6208多摩川_001
◆ 撮影日:1987/9 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

この日は出発時から生憎の空模様で、多摩川の河原に到着しても厚い雲は晴れる気配を見せません。
この日の一コマ目はなぜか小田急線の多摩川橋梁ではなく、世田谷町田線が通る旧多摩水道橋です。
当時は見慣れた地味な橋というイメージでしたが、相模川の水を東京都に供給するため昭和28年に水道管を併設して開通した特徴的な橋だったそうです。
なんでこんな写真を撮ったのか記憶にありませんが、新しい橋に架け替えられた今となっては貴重な写真かもしれません。
現在の多摩水道橋は2001年に4車線化されたアーチ橋になっていて周囲の景観もだいぶ変わりました。


小田急電鉄 和泉多摩川駅〜登戸駅間 旧多摩川橋梁 8000形 各駅停車
s6208多摩川_002
◆ 撮影日:1987/9 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

空模様が変化することに期待してしばらくその場で待っていましたが、分厚い雲が晴れる様子がありません。
その後空が見え始めた頃には太陽も高い位置に登ってしまい、列車がシルエットになるほどの光量もなく曇天のコントラストの低い写真しか撮れませんでした。


小田急電鉄 和泉多摩川駅〜登戸駅間 旧多摩川橋梁 3100形 ロマンスカー
s6208多摩川_003
◆ 撮影日:1987/9 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

それでも場所を移動しながらアングルや露出の具合を変化させつつ撮影してみます。
当初のイメージ通りの写真を撮ることはできませんが、せっかく早起きしてきたのでなんとか絵になる写真を撮ってやろうと粘ってみました。


小田急電鉄 和泉多摩川駅〜登戸駅間 旧多摩川橋梁 8000形 各駅停車
s6208多摩川_004
◆ 撮影日:1987/9 PENTAX LX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

あっという間に太陽は高い位置まで登ってしまいました。
コントラストを高めにしてシルエット状の画像にすべくシャドウ部が潰れる位露出を絞ってみましたが、この厚い雲では画面全体が暗い雰囲気になってしまいイメージ通りの写真とは程遠い状態です。
この雲がもう少し薄いだけでも違った写真になったでしょう。
この日は天候に恵まれませんでした。
天気が相手なので仕方ありませんが、一発でイメージ通りの写真が撮れるほど甘くはなかったようです。
こういった写真はある程度通わないと思い通りの写真が撮れないようですね。

開業以来使われ続け小田急線の中でも有名な撮影地の一つだった旧多摩川橋梁は、複々線化事業に伴い架け替えが行われ2008年に新しい橋梁が完成しました。
2004年か2005年頃に撮影した架け替え工事中のフィルムがあったはずなので、いずれブログで公開したいと思います。


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Author:すんや
過去に撮りためたアナログ写真をフィルムスキャナーでデジタイズしアップロードする、アルバムと備忘録を兼ねたブログです。

一度はボツになった写真や、現像ムラ・カビ・キズなどで劣化した写真を現代の技術でどこまで復活させられるか?

アップする写真は基本的に鉄道写真か風景写真です。


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