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第163回 東関東撮影旅行2004 「鹿島鉄道 鉾田駅編」 その3  平成16年

西日に照らされたドラマティックな光景にすっかり虜になり、フィルム一本分を使い果たす勢いで撮影をつづけた鉾田駅。
東関東撮影旅行2004「鹿島鉄道 鉾田駅編」も今回で三回目となりました。


鹿島鉄道 鉾田駅 駅裏から構内全体を望む
鹿島鉄道鉾田駅2004_11
◆ 撮影日:2004/01 Nikon F5 AiAF Nikkor 20mm F2.8D

駅構内全体を見渡せる場所から西日に照らされた長い自分の影を写しこんでみたり。
それに加えて妖しげな雲の様子も相まって、より印象的な絵になった気がします。


鹿島鉄道 鉾田駅に到着したKR-505普通列車
鹿島鉄道鉾田駅2004_12
◆ 撮影日:2004/01 Nikon F5 AiAF Nikkor 28mm F2.8D

ここいらで撮影を終えて移動しようと駅舎の方へ向かっていると、ちょうど一両編成のディーゼルカーがやってきました。
終着駅に到着した列車からは一人二人と多くはない乗客が改札へと向かっていきます。


鹿島鉄道 鉾田駅 石岡駅への出発を待つKR-505普通列車
鹿島鉄道鉾田駅2004_13
◆ 撮影日:2004/01 Nikon F5 AiAF Nikkor 28mm F2.8D

到着した列車の乗客が全て下車すると乗車ホームのドアを解放。
待っていた一人が列車に乗り込むと再び静寂の時が流れます。


鹿島鉄道 鉾田駅 夕暮れの中の鉾田駅とKR-505
鹿島鉄道鉾田駅2004_14
◆ 撮影日:2004/01 Nikon F5 AiAF Nikkor 28mm F2.8D

30分近く撮影していたこともあって日没間近な時間となってしまいました。
ホームに佇む石岡駅へ向けて出発を待つ列車の写真を撮影、改札を後にしました。


鹿島鉄道 鉾田駅 西日を浴びる石岡ゆきKR-505普通列車
鹿島鉄道鉾田駅2004_15
◆ 撮影日:2004/01 Nikon F5 AiAF Nikkor 50mm F1.4D

最後に西日に照らされた車両と駅の様子をフィルムに納め、次回はぜひ全線乗車してみようと心に誓い次の目的地へと移動することとなりました。



結果として鹿島鉄道線の乗車は叶わず、この地への再訪は廃止後の2008年となりました。
霞ヶ浦の湖畔を走るローカル鉄道の車窓はどんなものだったのでしょうか。
かつては数多くの地方鉄道が存在していた東関東の地。
この日の前半に訪れた日立電鉄線とともに趣のある地方ローカル線が次々と廃止されていった、最後のチャンスでもあったこの時期にこれらの路線に乗車できなかったことは残念ではありましたが、たとえその一端でもこの目で見て、フィルムに記録できたことは幸せであったと言えるでしょう。

鹿島鉄道鉾田駅編は今回で終了です。
次回はさらに南下し県境を超えた先の地方ローカル線の様子をお送りしてみようと思います。



※東関東撮影旅行2004シリーズはこちらから
  1. 第155回 東関東撮影旅行2004 「日立電鉄編」 その1  平成16年
  2. 第156回 東関東撮影旅行2004 「日立電鉄編」 その2  平成16年
  3. 第157回 東関東撮影旅行2004 「阿字ヶ浦駅編」 その1  平成16年
  4. 第158回 東関東撮影旅行2004 「阿字ヶ浦駅編」 その2  平成16年
  5. 第159回 東関東撮影旅行2004 「鹿島鉄道 鉾田駅編」 その1  平成16年
  6. 第162回 東関東撮影旅行2004 「鹿島鉄道 鉾田駅編」 その2  平成16年
  7. 第163回 東関東撮影旅行2004 「鹿島鉄道 鉾田駅編」 その3  平成16年



関連記事

第162回 東関東撮影旅行2004 「鹿島鉄道 鉾田駅編」 その2  平成16年

少し間が空きましたが今回から再び「東関東撮影旅行2004」シリーズの再開です。
日没近い時間に到着した鹿島鉄道線終着駅の鉾田駅。
列車を待つ人もなく閑散とした待合室の様子を撮影した後、入場券を購入してホームへと足を向けてみました。


鹿島鉄道 鉾田駅終端部の車止め
鹿島鉄道鉾田駅2004_06
◆ 撮影日:2004/01 Nikon F5 AiAF Nikkor 28mm F2.8D

改札を抜けて最初に目に留まったのは西日に照らされた車止め。
終着駅ならではの光景として当たり前の景色ですが、幼少の頃から派手でかっこいい特急列車よりなぜか地味な車止めに心惹かれる事が多かったことを思い出しました。
「線路はつづくよどこまでも」などといいますが、ここで終わりなんだという事を否が応でも認識させられる「×」マークに心惹かれる人は少なくないでしょう。


鹿島鉄道 鉾田駅 降車ホームから見た駅構内
鹿島鉄道鉾田駅2004_07
◆ 撮影日:2004/01 Nikon F5 AiAF Nikkor 20mm F2.8D

降車ホーム端からは駅舎の奥に広いバスターミナルが見えます。
かつては鉄道から各バス路線に乗り換えてそれぞれの目的地に向かう交通の要衝であったことが想像できますね。


鹿島鉄道 鉾田駅 降車ホームから見た駅舎
鹿島鉄道鉾田駅2004_08
◆ 撮影日:2004/01 Nikon F5 AiAF Nikkor 20mm F2.8D

今ではあまり見る事がなくなった構内踏切のある広い構内と、昭和4年開業の立派な木造駅舎が特徴的な駅構内の風景。
多くの職員がこの鉄道の運行に関わっていたんだろう、と想像させる昭和の鉄道風景がそこにはありました。


鹿島鉄道 鉾田駅 駅裏から見た駅構内
鹿島鉄道鉾田駅2004_09
◆ 撮影日:2004/01 Nikon F5 AiAF Nikkor 28mm F2.8D

一旦改札を出て駅裏手から目立って見えたのは、短い列車での運行としては比較的長い旅客用ホームに多くの看板が掲げられていたであろう赤く錆びた鉄骨の枠。
町の規模からいっても賑わっていた時期の名残と言えそうですね。


鹿島鉄道 鉾田駅 駅裏から石岡方面を望む
鹿島鉄道鉾田駅2004_10
◆ 撮影日:2004/01 Nikon F5 AiAF Nikkor 28mm F2.8D

振り返ってみるとかつては貨物の積み下ろしがされていたであろう敷地が広がっていました。
西日に照らされてキラリと光る二筋の鉄路。
棒線状の終着駅の線路からは使われなくなったであろう二本の線路が分岐されていますが、昔はそれより多くの側線や貨物ホーム、車庫などがあったのだろうなぁと、見た事のない過去へ思いを馳せてみたり。

この日の宿泊地までまだまだ距離のある、ゆっくりしてはいられない状況ではあったものの、ドラマティックな光景によって何割か増しになった駅を中心とした景色の魅力にすっかり虜にされてしまいました。





※東関東撮影旅行2004シリーズはこちらから
  1. 第155回 東関東撮影旅行2004 「日立電鉄編」 その1  平成16年
  2. 第156回 東関東撮影旅行2004 「日立電鉄編」 その2  平成16年
  3. 第157回 東関東撮影旅行2004 「阿字ヶ浦駅編」 その1  平成16年
  4. 第158回 東関東撮影旅行2004 「阿字ヶ浦駅編」 その2  平成16年
  5. 第159回 東関東撮影旅行2004 「鹿島鉄道 鉾田駅編」 その1  平成16年
  6. 第162回 東関東撮影旅行2004 「鹿島鉄道 鉾田駅編」 その2  平成16年
  7. 第163回 東関東撮影旅行2004 「鹿島鉄道 鉾田駅編」 その3  平成16年


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第161回 シリーズ定点撮影番外編 変わりゆく登戸の街並み 2019〜2020

本来なら「東関東撮影旅行」シリーズの鉾田駅編を再開するところでしたが、定点撮影シリーズの撮影で訪れた登戸駅周辺の変化が予想より大きかった事もあって今回はその様子を少しだけ紹介してみたいと思います。

前回の小田急登戸駅編とその前のJR登戸駅編を公開するにあたって2019年3月と2020年1月に訪問した登戸駅周辺。
以前より車窓から変化しつつある様子を眺めていたものの、実際に降り立ち歩いてみるとみると以前の街並みが想像できないほどの大きな変化があった事がわかりました。


向ヶ丘遊園から登戸駅方面の線路沿いから見た景色
201903_向ヶ丘遊園駅から登戸駅への景色
◆ 撮影日:2019/3 OLYMPUS PEN E-PL6 M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm F3.5-6.3 EZ ED

まずはJR編の記事作成時に訪れた2019年3月の登戸駅周辺の様子から見ていきましょう。
向ヶ丘遊園駅から登戸駅へ向かう線路際の道路からの眺め。
この道沿いにはかつて住宅や旅館、店舗などが並ぶ街並みがありましたが、この時には以前の景色が思い出せないほど多くの建物が取り壊されすっかり平地となっていました。
前方に見えてきた駅周辺の商店街跡には新しいビルの建設が始まっている様子が伺えますね。


2019年3月頃の小田急登戸駅北側の様子
201903_再開発中の登戸駅北口の様子
◆ 撮影日:2019/3 OLYMPUS PEN E-PL6 M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm F3.5-6.3 EZ ED

以前は多くの人で賑わっていた登戸駅前商店街は姿を消し、高架化された小田急登戸駅の手前には新しく作られた広い道路とこれから多くの建物が建つであろう平地があるのみ。
こんな見通しの良い登戸駅前の景色が見られるのもこのいっときだけでしょうから、これはこれで貴重な光景と言えるのでしょう。
開業直後の小田急多摩センター駅の駅前はこんな感じだった気がします。


2019年3月 わずかに残る登戸駅前商店街
201903_再開発中の登戸駅北口商店街遠望
◆ 撮影日:2019/3 OLYMPUS PEN E-PL6 M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm F3.5-6.3 EZ ED

同じ場所から左手を見てみるとわずかに残された登戸駅前商店街がみえました。
ここは手前から左手へ続く津久井道と右手に伸びていた商店街への道、駅入り口へ向かう奥側の道が交わる交差点だった場所ですが、小田急・JR登戸駅改良工事の完成とともに登戸北部から駅へ向かうためのメインルートとしての役目を終えたようです。


登戸駅前商店街にあった「北向地蔵と馬頭観音」
201903_再開発中の登戸駅北口にある北向地蔵と馬頭観音
◆ 撮影日:2019/3 OLYMPUS PEN E-PL6 M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm F3.5-6.3 EZ ED

津久井道と商店街の交差点にあった「北向地蔵と馬頭観音」は多摩区の名所旧跡として紹介されている有名な場所ですが、わずかに残された駅前商店街とともに今後の動向が気になるところです。
かつては正面に向かってまっすぐ伸びた道の両側に多くの人が行き交う商店街があった事を記憶している方も多い事でしょう。


2019年3月 登戸駅前商店街の様子
201903_わずかに残った登戸駅北口の商店街
◆ 撮影日:2019/3 OLYMPUS PEN E-PL6 M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm F3.5-6.3 EZ ED

残された商店街の道を進んでみるとすでに営業を終了した店舗もあり、この景色が見られるのもそう長い事ではないであろう事がわかります。


2019年3月 登戸駅北側の入り口
201903_再開発中の登戸駅北口
◆ 撮影日:2019/3 OLYMPUS PEN E-PL6 M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm F3.5-6.3 EZ ED

商店街の道を進んだ先に見えてきたのは小田急登戸駅の入り口。
人通りの少ない現在ですが、再開発が終われば新たな人の流れができて賑わう街並みがみられる時がくるのでしょう。


2020年1月 小田急登戸駅周辺の様子
202001_再開発中の登戸駅北口の様子1
◆ 撮影日:2020/1 Nikon D300 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II

ここからは2020年1月訪問時の登戸駅周辺の様子。
2019年訪問時は平地だった駅前にはいくつかのビルが建ち再開発は着々と進んでいる様子が伺えます。
正面奥に見えていた駅前商店街の建物が見えないようですが・・・


駅前商店街が撤去された小田急登戸駅前の様子
202001_再開発中の登戸駅北口の様子2
◆ 撮影日:2020/1 Nikon D300 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II

駅入り口付近まで進んでみると、2019年にはわずかに残されていた登戸駅前商店街がすべて撤去されていました。
以前は商店街の建物に遮られて見る事のできなかったJR南武線の線路と行き交う列車がよく見えるようになりました。


2020年1月 小田急登戸駅入り口から見る北側駅前の様子
202001_再開発中の登戸駅北口の様子3
◆ 撮影日:2020/1 Nikon D300 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II

駅入り口からはかつての駅前商店街へ続く道路跡が見えましたが工事のため通行止め。
こちらも再開発に伴って既存道路の撤去や新しいビルの建設などが進みつつあるようです。


「北向地蔵と馬頭観音」があった交差点の様子
202001_再開発中の登戸駅北口の様子4
◆ 撮影日:2020/1 Nikon D300 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II

駅前商店街があった道路は通行止めになったため新しい道に迂回しつつ津久井道との交差点付近へやってきました。
「北向地蔵と馬頭観音」や商店街の建物が全て撤去されてしまったためわかりにくいですが、手前に見える電柱と道路標識がこのページ三枚目の画像にある「弁当屋」の建物前にあるものと同じである事がわかります。
「北向地蔵と馬頭観音」はこの写真右手にありましたが、撤去されかつての面影は完全に失われたようです。
「北向地蔵と馬頭観音」は別の場所に移設されたそうです

というわけで駆け足ではありますが大きく変化しつつある登戸駅北側の2019年、2020年訪問時の様子でした。
登戸はJR南武線の駅周辺の再開発もありますから、しばらくは刻々と変化していく駅周辺の様子を見る事ができるでしょう。
逆に言うと工事中の姿は今しか見られないので興味のある方はお早めに訪問する事をお勧めします。


今回の定点撮影シリーズの記事を書く過程で小田急やJR南武線の登戸駅改良工事のフィルムが出てきました。
画像の原稿としては残っていますがそれをデータ化する手間と、記録していなかった撮影日の推測など手間のかかる作業があるためすぐにとは行きませんが、今後時系列的にシリーズ化して公開していこうと思っています。





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第150回 シリーズ定点撮影 その6 「JR登戸駅のいまむかし」
第160回 シリーズ定点撮影 その7 「小田急登戸駅のいまむかし」

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