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フィルムスキャナーでスキャンした写真をアップするブログ

第194回 晩秋の早野・上池から鶴川・岡上地区へ 昭和60年

早野の上池と言えばたぶん地元の方でもあまり知らないであろう、今でも有名とは言い難い場所なんですが、今回はそんな上池の37年前の様子を撮影したポジフィルムを紹介します。

そもそもこの時なぜここを撮影地として選んだのか?全く記憶がありませんが、友人と連れ立って訪問したことだけは覚えています。
前日に友人宅へ泊まり午前3時頃には自転車で出発。霜の降りたとても寒い夜であまりの寒さに途中の自販機で当時は珍しかった「おでん缶」を買いました。
日が昇ってからあたたかいおでんを食べよう!とその場では缶を開けなかった事が大失敗。
冷え切った「おでん」が凍えた身体を温めることはありませんでした(笑)


早朝の早野・上池
198511_川崎市麻生区早野_早朝の上池1
◆ 撮影日:1985/11 PENTAX MX / smc PENTAX-M 50mm F1.7 / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

ということで日の出直前の「上池」の様子です。
池の水面にはうっすらと朝靄が見えますが、霜が降りるほどの寒い夜だったことがわかります。
撮影した時はそんな状況の推移をあらわす写真になるとは想像もしませんでしたが、当時の自分の記憶を掘り起こす材料にもなるのだと思うと面白いものです。


朝の光
198511_川崎市麻生区早野_上池付近朝の光1
◆ 撮影日:1985/11 PENTAX MX / smc PENTAX-M 50mm F1.7 / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

日が昇ってからは朝日に照らされ刻々と変化する上池周辺の様子を切り取ることに夢中だったようです。
当時の自分がファインダーのなかでどんな世界を切り取ろうとしてたのか?思い出すとなにか微笑ましい気分になってきますね。


朝の光
198511_川崎市麻生区早野_上池付近朝の光2
◆ 撮影日:1985/11 PENTAX MX / smc PENTAX-M 50mm F1.7 / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

兄から譲ってもらった一眼レフカメラでの撮影を始めてまもない頃ですから知識や技術もなく、ただ露出計の値を適正値にするだけでしたが奇跡的にバランスの良い露出値になっていたようです。
そして自分の目で見た風景がそのままポジフィルムに再現されていることに感動し満足していた、そんな時期でした。


朝日に照らされる早野・上池
198511_川崎市麻生区早野_早朝の上池2
◆ 撮影日:1985/11 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

だいぶ太陽が上がってきましたね。
実を言うとこの「上池」の場所がどこだったのか?撮影時は同行の友人に連れて行ってもらったのでこの記事を書くまで明確に場所を特定することができていなかったというのが正直なところです。
今回その場所が特定できたのはストリートビューで見つけたのがきっかけでしたが、この写真の奥の方に写っている送電線の電柱が決め手となりました。

ちなみにこの「上池」ですが、現在では池の周りにフェンスが立てられ中に入ることはできないものの当時のままの姿で残されているようですね。


朝の光
198511_川崎市麻生区早野_上池付近朝の光3
◆ 撮影日:1985/11 PENTAX MX / smc PENTAX-M 50mm F1.7 / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

このポジフィルムは夜が明けてからカメラに装填したものですが、現地到着直後のロケハンではモノクロフィルムでの撮影でした。
そのモノクロネガも確認してはみましたが手当たり次第にストロボ撮影をしてたようで、今ひとつスキャンする気にならなかったので今回はパス。

それで思い出したんですが、ロケハン中に地主さんと思われるおじさんに声をかけられ、撮影をしにきた旨を説明したところ「タバコなんか吸ってないだろうな?」と問われ「不良だと思われたのかな?」とその時は二人して話していました。
落ち葉も多く空気が乾燥する季節だし、今になって思うとタバコの火の不始末からくる山火事を心配してたのでしょうね。


朝の光に照らされて光るススキの穂
198511_川崎市麻生区早野_上池付近のススキ
◆ 撮影日:1985/11 PENTAX MX / smc PENTAX-M 50mm F1.7 / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

一通りの撮影に満足したもののまだ朝の時間帯ということもあって他の場所へ移動しようか?という時に撮影した朝日に輝くススキの穂。
どうということはないこの季節に見られる当たり前の風景も、一眼レフで撮影をし始めた頃の自分には文字通り輝いた風景として見逃すことはできなかったようです。



さてこの後は同じ川崎市麻生区内の岡上地区へ自転車を走らせたようなのですが、夜明け前の出発で寝不足な上に快晴の小春日和とくれば睡魔に襲われない訳がありません。
この後どのようなルートを辿り写真をどこで撮ったのか?記憶が全くありませんし、「上池」での撮影では奇跡的に適正に近い露出値で撮れていた写真も、この後に撮影したコマのほとんどが露出オーバーでとても見られたものではありませんでした。


小田急線 鶴川3号踏切をゆく列車と稲架掛けの様子
198511_小田急線鶴川3号踏切付近の田んぼ
◆ 撮影日:1985/11 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

そんな意識不明な状態(笑)で撮影した中でもここだけは場所が特定できました。
小田急線の鶴川駅〜玉川学園前駅間の「鶴川3号踏切」付近で、今は住宅の立ち並ぶこの場所も当時は田んぼが広がるのどかな風景でした。
田んぼでの稲架掛けの様子から季節がわかるというものですね。

ちなみにこの稲架掛けですが、刈り取った稲を天日干しすることで乾燥させるというのが主な目的だそうですが、栄養と旨味が増す効果があるとか。
この稲架掛けですが呼び方にもいろいろあって稲木干しとも言うようです。
昔はよくみられた風景でしたが手間がかかることもあって近年では乾燥機で乾燥させるらしくその数は減っているそうです。


鶴川・岡上地区 道端の柿の木
198511_川崎市麻生区岡上地区?道端の柿の木
◆ 撮影日:1985/11 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

ここからは完全に記憶がありません。
前の写真の次のコマに写っているので岡上地区なのだろうと思いますが、道路や建物の形からマップ上で探してみましたが見つかりませんでした。
もっとも37年前の風景ですから今も同じである可能性は低いですね。


鶴川・岡上地区 竹林と柿の木
198511_川崎市麻生区岡上地区?竹林と柿の木
◆ 撮影日:1985/11 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

前の写真の道を登って行った先の風景だと思いますがこちらもどこだかわかりません。
もしご存知の方がいたら教えてください。


ところで後半の3コマですが「露出オーバーでとても見られたものではない」と書きましたが、ここまで補正できたのは現代のデジタル技術のおかげですね(笑)
ポジフィルムではそれ自体がある意味完成形とも言えるわけで、プリントするにしても補正には限界もあって、露出をミスした時点でボツネタ送りとなるのが普通でした。
「写真撮影を真面目に取り組んでいる」方々からしたら邪道とも言える手法かもしれませんが、そんなボツネタでも数少ない当時の記録を再現できるとしたらどうでしょう?
考え方は人それぞれですが、これはこれで否定するものではないというのが私の考えです。



さて今回のポジフィルムですが、前回の記事「第193回 国鉄末期の鶴見線大川支線 クモハ12 昭和60年」の前半部分のもので、コダクローム64での撮影となります。
ニコンのフィルムスキャナーではうまく再現できなかったものの新たに導入したコニカミノルタのスキャナーではコントロールしやすいスキャンができたことから、前回の記事に続いての公開となりました。

前半の上池の写真は、「ライトボックスでルーペ越しに見たポジフィルム」をイメージして色調補正してみましたが、そんな雰囲気は伝わったでしょうか?
現物のポジフィルムと見比べれば全く同じに再現できたとは言えませんが、撮影者である「今の」自分の心象風景を表現するための補正でもあるし、なにより37年前の撮影技術が未熟だった頃の自分を37年後の「今の」自分がアシストして、現時点での完成形として表現するというプロセスはとても面白いものでした。

当時は考えなしで撮影したどうということはない写真の数々からいろいろな記憶が蘇り、考えを巡らせそしてそれをブログという形として公開する。
そしてその今の姿はどうなっているのか?
「上池」は今も健在で場所もわかったことですし、近いうちに再訪して現在の様子を記録しに行こうと思います。

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第193回 国鉄末期の鶴見線大川支線 クモハ12 昭和60年

国鉄末期の鶴見線大川支線といえば首都圏では最後の旧型国電クモハ12が武蔵白石駅と大川駅の間を単行で行き来することで有名だった路線ですが、その後1996年(平成8年)の103系への置き換えに伴い武蔵白石駅の3・4番ホームが撤去され鶴見駅と直通運転になり、安善駅からの分岐に変更となったことはみなさんご存知の通りでしょう。
今回はそんな大川支線の国鉄時代末期の様子を捉えたフィルムの画像を紹介してみようと思います。

この撮影の時に使用したフィルムは人生初のリバーサルフィルム・コダクローム64ということで、使い勝手も分からぬままの長時間露光にチャレンジ、ほぼ全コマ露出不足という結果となりました。
当時どういった経緯でこの日の撮影に挑んだのか全く覚えていないため詳細を語ることはできないでしょうが一コマ一コマ振り返ってみるとしましょう。


国鉄 鶴見線大川支線 クモハ12の車内
1_198511_鶴見線大川支線クモハ12車内_1
◆ 撮影日:1985/11 PENTAX MX / smc PENTAX 24mm F2.8 / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

最初は武蔵白石駅に停車中のクモハ12の車内の様子から。
木造の内装と白熱電灯の室内灯が温かみのある、昭和末期の当時としてもレトロ感のある人気車両でした。
首都圏ではすでにここでしか乗車できない旧型電車ということで、通勤利用客だけでなく鉄道ファンも数多く訪れる人気路線でもありました。


国鉄 鶴見線大川支線 クモハ12の車内
2_198511_鶴見線大川支線クモハ12車内_2
◆ 撮影日:1985/11 PENTAX MX / smc PENTAX 24mm F2.8 / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

縦位置で反対側の様子も撮影。
長時間での露出の決め方も分からぬままカメラの露出計を頼って撮影したため、天井照明の明るさにひっぱられて露出不足な画像となってしまいました。
実物のポジフィルムはもっと暗くて車内のディティールも分からない画像ですが、不自然にならないレベルで調整してみたところこれはこれで良い雰囲気になりました。


国鉄 鶴見線大川支線 武蔵白石駅3番ホームに停車中のクモハ12
3_198511_鶴見線大川支線武蔵白石駅クモハ12
◆ 撮影日:1985/11 PENTAX MX / smc PENTAX 24mm F2.8 / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

続いては武蔵白石駅3番ホームで出発を待つクモハ12の外観を撮影。
狭くて引きの取れないホーム上で超広角レンズの安直なストロボ撮影ですから当然露出不足な画像となります。
モノクロフィルムばかり使っていたこの時期ですが、今現在こうしてその当時の様子を再現できるのですからもっとカラーフィルムを使っておけばよかったと後悔しきりです。


鶴見線大川支線沿線の工場夜景
4_198511_鶴見線大川支線沿線の工場夜景
◆ 撮影日:1985/11 PENTAX MX / smc PENTAX 24mm F2.8 / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

大川駅での撮影のため移動の途中で工場夜景も撮影してみました。
三脚を据えての分単位での長時間露光だったためそれなりに写っていた唯一のコマです。
やはり工場夜景というのは写欲をそそられる魅力的な被写体だったようで、限られたフィルムのコマ数を消費するに値するものだったようです。


鶴見線大川支線クモハ12の光跡
5_198511_鶴見線大川支線クモハ12の光跡
◆ 撮影日:1985/11 PENTAX MX / smc PENTAX 24mm F2.8 / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

夜間撮影ということでもう一つ試してみたかったのがこの光跡写真です。
やはり実際のポジ画像は露出不足で真っ暗なものとなりましたが、当時の記憶を掘り起こしながらなんとか再現。
背後にチラリと写るホキ2200などからも時代がわかるというものです。


国鉄 鶴見線大川支線 大川駅に停車中のクモハ12
6_198511_鶴見線大川支線大川駅クモハ12
◆ 撮影日:1985/11 PENTAX MX / smc PENTAX 24mm F2.8 / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

移動してきた大川駅では出発待ちの間にストロボ撮影しましたが案の定の露出不足。
まあ写っているだけマシというもので、当時の様子を記録するという意味では貴重なものと言えなくもないでしょう。


国鉄 鶴見線大川支線 武蔵白石駅4番ホームに停車中のクモハ12
7_198511_鶴見線大川支線武蔵白石駅クモハ12
◆ 撮影日:1985/11 PENTAX MX / smc PENTAX 24mm F2.8 / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

最後は武蔵白石駅4番ホームに停車中のクモハ12です。
この時代は武蔵白石駅3番ホームと大川駅の一駅間を行ったり来たり繰り返すだけの運用が基本でしたが、4番ホームに停車していたことからするとこの後は回送されていったということなのでしょう。
雨も降り出したし列車も行ってしまったことからこの日の撮影はこれで終了となりました。



さてこの時使用したフィルムですが、冒頭に書いた通りコダクローム64ということで、初めて使用したリバーサルフィルムだったことから使い勝手がわからず満足のいく結果を残すことができませんでした。
それに加えてこれまで当ブログで紹介した画像の数々をスキャンしてきたニコンのフィルムスキャナーでは色合いがうまく再現できず、紹介する機会が来ることはないだろうと思っていました。

そのニコンのフィルムスキャナーが故障・使用不能になったことで、その後新たに入手したコニカミノルタDiMAGE Scan Dual IVでテストスキャンしたところ、調整可能なハンドリングの良い形でスキャンできたことから今回の公開に繋がったという訳なのです。

そんな紹介することはないだろうと思っていたフィルムですが、37年の時を経て自分なりに納得いく形で再現されたのは想定外の大きな収穫となりました。
無理だと思っていたものでも時を経て環境の変化で形にできるということを知ることとなりましたが、常に試行錯誤する姿勢を失ってはいけないと改めて感じた今回の記事でした。


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第192回 新宿エルタワー俯瞰 平成14年

今回は「ちょっと気になった風景」ということで、2002年9月に撮影したと思われる東京は新宿のエルタワー28階からの眺めを取り上げたいと思います。

新宿エルタワー28階といえばニコンプラザ新宿な訳ですが、どういった経緯でここへ訪問することになったのか?スキャンした写真を眺めながら当時の記憶を掘り起こしてみるとしましょう。


新宿エルタワー ニコンプラザ新宿から小田急ハルク前を撮影
200209_新宿エルタワー俯瞰_001
◆ 撮影日:2002/9 Nikon F2 / AiAF Nikkor 85mm F1.8D / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

まず1枚目は小田急ハルク前を見下ろした様子。
今ホットな話題といえば2022年10月2日に新宿西口の再開発に伴って、現在の場所での営業を終える新宿小田急百貨店の本館ですが、10月4日からはこの小田急ハルクへ移転が決まっているようです。
そしてこの小田急ハルクでのビックカメラの営業が始まったのが2002年5月のことだったそうです。


新宿エルタワー ニコンプラザ新宿から歌舞伎町方面を撮影
200209_新宿エルタワー俯瞰_002
◆ 撮影日:2002/9 Nikon F2 / AiAF Nikkor 85mm F1.8D / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

続いては歌舞伎町方面へレンズを向けてみます。
ここからの眺めは20年経ったいまでもあまり変わらないようですが、「ドン・キホーテ」新宿店がいつからあったのか?という部分が気になりました。
調べてみると2000年開業だったらしく今ではすっかり新宿の町並みに馴染んでいますが、ドン・キホーテといえば個人的には一号店である府中店のあの雰囲気が印象に残っていますね。

もう一つ気になるところでは手前に写っている「あさひ銀行」の看板。
「あさひ銀行」は翌年「りそな銀行」になっているので、このフィルムの撮影年を特定する上では欠かせない被写体だったと言えるでしょう。

ちなみにこのビルで営業していた「カメラのきむら」(キタムラではない)は、「OLYMPUS TRIP 35」を初めて自分のお金で購入した思い出のお店でもあります。


新宿エルタワー ニコンプラザ新宿から新都心歩道橋下交差点を撮影
200209_新宿エルタワー俯瞰_003
◆ 撮影日:2002/9 Nikon F2 / AiAF Nikkor 28mm F2.8D / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

続きては北側方面を眺めてみましょう。
見下ろした先には「新都心歩道橋下交差点」、そしてその歩道橋を渡った先には新し目のビルが建っているのがみえます。
確か1990年代のことだったと思いますが、このビルが建った時期というのはパソコン専門店が次々にできてWindows98のヒットもあってインターネットが普及し始めた頃と記憶してます。
で、当時Macintoshユーザーだった私はPowerMac7600に増設したグラフィックボードを、このビルで営業してたMac専門店で購入した、というごく個人的な思い出が蘇りました。


新宿エルタワー ニコンプラザ新宿から大久保駅方面を撮影
200209_新宿エルタワー俯瞰_005
◆ 撮影日:2002/9 Nikon F2 / AiAF Nikkor 85mm F1.8D / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

さらに中望遠レンズに付け替えて、中央・総武緩行線の大久保駅方面を眺めてみます。
個人的にはあまり馴染みがありませんが、様々なビル群が密集したこの界隈の現在の様子はどうなっているのでしょうか。


新宿エルタワー ニコンプラザ新宿から西武新宿駅方面を撮影
200209_新宿エルタワー俯瞰_004
◆ 撮影日:2002/9 Nikon F2 / AiAF Nikkor 28mm F2.8D / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

再び広角レンズに切り替えて西武新宿駅方面を俯瞰してみます。
冬の晴れた日なら関東平野をぐるっと囲む秩父から群馬の山並みや、筑波山などを拝むことができそうな高さなんですが、この日は低い雲に霞んで遠望がききませんでした。
ほとんど緑が見えない、どこまでも続くビル群から関東平野の広さというものを実感できる、そんなことを感じる風景です。


新宿エルタワー ニコンプラザ新宿から南口高島屋タイムズスクエア方面を撮影
200209_新宿エルタワー俯瞰_006
◆ 撮影日:2002/9 Nikon F2 / AiAF Nikkor 85mm F1.8D / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

南東方面を向いてみると、新宿駅南口のミロードや1996年開業の高島屋タイムズスクエアに目が行きます。
新宿西口のヨドバシカメラ前にあった高速バスの乗り場は2016年に開業したバスタ新宿へ移転しましたが、その工事が始まったのは2006年のことだったようです。
それから個人的に外せないのは、タイムズスクエアにあった「新宿ジョイポリス」でしょうか。
当時何度か遊びにいったことがありますが、営業終了は2000年8月だったようで、新宿での営業は意外と短いものだったようです。


新宿西口ロータリー バスのりばの様子
200209_新宿駅西口バス停
◆ 撮影日:2002/9 Nikon F2 / AiAF Nikkor 85mm F1.8D / KONICA MINOLTA DiMAGE Scan Dual IV

最後にエルタワー前の新宿西口ロータリーの様子など。
この写真には写っていませんが、一枚目の小田急ハルク前の写真の右側にちょっと写り込んでいる「換気塔」はある世代の男性には刺さるものがあると思います。
「秘密戦隊ゴレンジャー」の基地が新宿西口地下にあるという設定になっていて、バリブルーンがこの換気塔から発進して行くシーンを覚えている人は少なくないことでしょう。
放映当時に新宿西口へ行くことがあったので実際に目にすることもありましたが、この換気塔から発進するバリブルーンのスケール感がおかしいことは幼いながらも薄々感じていました(笑)



写真を見ながら20年前のことを思い出しつつも、おもいがけずさらに過去の記憶を掘り起こすことになってしまいましたが、冒頭の新宿エルタワー訪問のことを忘れたわけではありません。

用事は新宿ニコンプラザにあったのですが、10年ほど休止していた一眼レフでの撮影を再開し、入手した「Nikon F フォトミックFTN」とAFレンズの組み合わせでの内蔵露出計を使えるようにするため、手持ちのAFレンズにいわゆる「カニ爪」を付けてもらうサービスを利用しにいったのでした。
一本あたり2,000円くらいの料金が掛かったと記憶していますが、手持ちのレンズ4本にカニ爪取り付けをしてもらって8,000円・・・
それらレンズは全て処分し手元には残っていませんが、誰かの手に渡って今も使われているといいなぁと思ってみたり。

ちなみに銀座のニコンプラザが2020年に業務終了し、それまでのニコンプラザ新宿が改装後に「ニコンプラザ東京」となったことを今回知ることとなりました。

ニコンプラザも含めて、ということになりますが、機会があったら現在の新宿の様子を記録しに訪問してみたいなぁと思った今回の記事でした。


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