第127回 ’88正月 青春18きっぷの旅 その3 昭和63年

またまたしばらく時間が空いてしまいました。’88正月の青春18きっぷの旅の続きです。
今回は旅の二日目、磐越西線、会津若松駅の様子について書いてみます。

新津駅から乗車した磐越西線の普通列車は五泉市の平野部を抜けたところから阿賀野川に沿って進み、阿賀川と名前を変える福島県に入り喜多方からは会津盆地を進みます。
以前東北ワイド周遊券で訪れた旅の際、日没で見ることができなかった阿賀野川沿いの景色はとても興味深く印象に残るものでした。


JR東日本 会津若松駅1番ホーム 到着した郡山行き普通列車 DD51+50系客車
s630103_会津若松駅1番ホーム
◆ 撮影日:1988/1 PENTAX LX smc PENTAX-M 35mm F2/Nikon COOLSCAN IV ED

DD51がけん引する50系客車の旅もここ会津若松駅で終了。
列車はこの後郡山駅に向けてスイッチバックしていきますが私はここで只見線へと乗り換えます。

当時の記憶が曖昧だったためこの写真がどこで撮影したものかわかりませんでした。
どうやら1番ホームの先端付近のようで、大きく様変わりしてしまった現在からは想像もつきません。
写真に写っている売店も今では存在していないんでしょうね。


JR東日本 会津若松駅 50系客車の車内から撮影したDD51 759
s630103_会津若松駅50系客車車内からDD51
◆ 撮影日:1988/1 PENTAX LX smc PENTAX-M 35mm F2/Nikon COOLSCAN IV ED

オハフ50の車内から撮影したDD51 759の連結面です。
機関車がけん引する列車が少ない今、このようなシーンも貴重なものとなりました。
この時はわざわざ客車で運転されている列車を狙ってプランを練りましたが、とても贅沢な体験ができたと思います。


JR東日本 会津若松駅5番ホーム 会津若松駅に到着した会津鉄道の普通列車
s630103_会津若松駅5番ホーム_
◆ 撮影日:1988/1 PENTAX LX smc PENTAX-M 35mm F2/Nikon COOLSCAN IV ED

乗り換える只見線のホームへ行く前に、一旦会津鉄道が乗り入れる4〜5番ホームの様子を見てみます。
4番ホームにはDD51+50系客車の新潟駅行き普通列車、5番ホームには会津高原方面から到着した会津鉄道の列車が見えました。
閑散とする4番ホームに比べて5番ホームは乗車を待つ人たちで賑わっていました。


JR東日本 会津若松駅跨線橋から見る1番線の50系客車と2番線の455系快速ばんだい
s630103_会津若松駅1〜2番ホーム
◆ 撮影日:1988/1 PENTAX LX smc PENTAX-M 35mm F2/Nikon COOLSCAN IV ED

2〜3番ホームへ移動する際、跨線橋から1〜2番ホームの様子を撮影。
2番ホームには郡山駅行きの455系快速ばんだいが発車を待っています。

ここまで見てきてお気付きの方もいるかと思いますが、1月の割にとても雪が少ないです。
というかここまで雪が積もっている景色を見ていません。
なかなか無いことだと思いますが、1月でもこれほど雪が少ないことはあるのでしょうか?


JR東日本 会津若松駅 3番線の只見線小出駅行き普通列車と4番線の磐越西線新潟駅行き普通列車
s630103_会津若松駅3〜4番ホーム
◆ 撮影日:1988/1 PENTAX LX smc PENTAX-M 35mm F2/Nikon COOLSCAN IV ED

さていよいよこれから乗車する只見線の列車が待つ3番ホームへ。
キハ48+キハ58の2両編成で一路小出へ向かう只見線に対し、新潟へ向かう磐越西線のDD51けん引の50系普通列車は4両編成。
郡山駅に向かう快速ばんだいが3両編成なのに贅沢なものです。

結果的に1〜5番ホームの全てに列車が揃うという、とても賑わう会津若松駅の様子を納めることができました。
思い起こせば当時は地味だと思っていた50系客車とはいえこれ以降、客車の普通列車に乗車する機会もなくなったので貴重な体験ができたと言えるでしょう。


青春18きっぷの旅も次回で最終回。
只見線の車窓を中心に撮影した写真を紹介します。





今回のきっぷコレクション

今回使用した青春18きっぷ(昭和63年1月3日)
630103_18きっぷ

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コメント 2

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風旅記  

おはようございます。
今日も楽しく拝見させて頂きました。
お写真を眺めていまして、同じ路線や場所ではないのですが、「その頃の感覚」のようなもの、まだ幼かった頃のおぼろげな鉄道の風景のようなものを思い出していました。
50形客車の普通列車には、東北本線で乗った記憶があります。普段の列車とは明らかに違う静かな車内、ある駅では発車の時にガツンと機関車に引っ張られる衝撃があり、客車の感覚を感じていました。
会津鉄道の気動車も懐かしいです。これも幼い頃、乗っていた列車の乗務員さんに大事にして頂き、とても楽しかった記憶と一葉の写真が残っています。
振り返れば、30年の時はあっという間でしたが、まだまだ国鉄の面影が色濃く残り、切り離された第三セクター鉄道も再出発に意気揚々としていた頃、今とは違った鉄道の風景がありました。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/

2017/07/26 (Wed) 08:33

すんや  

風旅記さま

コメントありがとうございます。
まさにおっしゃるっとおりモーターやエンジンの付いていない客車列車は走行中でも静かな車内でしたね。
機関車に牽引されているため発進・停止時の衝撃は独特なものがあり、今となってはなかなか体験する機会が無く、当時普通列車でそれを体験できたのは今となっては贅沢な思い出です。
組織がJRになってもそう大きく変化することも無く、まだまだ国鉄の色が濃く残っていた時代でした。

2017/07/27 (Thu) 22:09

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