第150回 シリーズ定点撮影 その6 「JR登戸駅のいまむかし」

第150回の今回は下一桁「0」の回恒例の「定点撮影シリーズ」です。
連載100回目以降月一更新のスローペースでやってきましたがようやくの150回です。
このシリーズ、これまではすでに公開した写真の中から現在の様子を見にいくという形で進めてきましたが、今回は今後公開予定の未公開のネガから題材を取り上げてみました。


JR東日本 南武線 登戸駅
201903_JR登戸駅駅名標
◆ 撮影日:2019/3 OLYMPUS PEN E-PL6 M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm F3.5-6.3 EZ ED

さて今回の「定点撮影シリーズ」はここ20年ほどで激変した「JR登戸駅」を取り上げてみます。
小田急登戸駅の高架複々線化工事に伴う形でJR登戸駅も橋上駅舎化されたのはみなさんご存知の通りかと思います。
改修前から比較的身近な存在だった登戸駅なのでその変化をリアルタイムに見てきましたが、記憶に残るかつての登戸駅と今現在の登戸駅にどのような変化があるか、改めて見てみる事にしましょう。


JR南武線 登戸駅への道(2004年)
2004年撮影のJR登戸駅への道
◆ 撮影日:2004/8 OLYMPUS-PEN S D.Zuiko 1:2.8 f=3cm/Nikon COOLSCAN IV ED

というわけで最初にやってきたのはこの写真の場所。
2004年当時の登戸駅駅前へ続く道からの一枚。
狭い道路に多くの人が行き交う昔ながらの駅前の風景といった風情ですね。
今から15年ほど前の様子なので記憶に残っている人も多いことでしょう。


JR南武線 登戸駅への道(2019年)(画像の上にカーソルを置くと画像が切り替わります)
201903_登戸駅今昔比較01” border=
◆ 撮影日:2019/3 OLYMPUS PEN E-PL6 M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm F3.5-6.3 EZ ED

そしてこれが2019年3月現在の様子、もう当時の面影などどこにもありません。
2004年と同じ撮影場所を探すのに難儀するかと思いきや、画面左側に写るマンホールのふたが場所を特定するのに役立ちました。
駅舎や道路は大幅に変わりましたがマンホールの位置はそう簡単に変える事ができないようですね。
車の奥に見える暗がりがかつての改札口の場所でしょう。


JR南武線 登戸駅駅前(2004年)
2004年のJR登戸駅駅舎と駅前の様子
◆ 撮影日:2004/8 OLYMPUS-PEN S D.Zuiko 1:2.8 f=3cm/Nikon COOLSCAN IV ED

続いては2004年当時の駅舎と駅前の様子。
駅を利用するためには階段を登らなくてはならず、バリアフリーの意識がまだ高くなかった時代の駅はこのような形のものが多かったようです。
エレベーターなども無く、川崎方面の列車に乗るためには狭い跨線橋を渡って3番ホームに行かなければなりませんでした。


JR南武線 登戸駅駅前(2019年)(画像の上にカーソルを置くと画像が切り替わります)
201903_登戸駅今昔比較02” border=
◆ 撮影日:2019/3 OLYMPUS PEN E-PL6 M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm F3.5-6.3 EZ ED

そして現在のJR登戸駅の駅舎はガラス張りの立派なものに変わりました。
2004年当時と同じ場所からは撮影できないため少し引きで撮ってみましたが、それでも全景が入りきらないくらい立派な駅舎に生まれ変わりましたね。
国鉄時代から変わらず利用者の多い貴重な黒字路線ですし、かつてタクシー乗り場しかなかった駅前には路線バスも乗り入れようやく利用者の数にあった便利な駅に生まれ変わったというところでしょうか。


国鉄 南武線 登戸駅1番ホームから発車する101系電車
1984年撮影の登戸駅から発車する立川行き101系電車
◆ 撮影日:1984/9 OLYMPUS TRIP 35 D.Zuiko 1:2.8 f=40mm/Nikon COOLSCAN IV ED

続いては国鉄時代の1984年に撮影した写真で、一番ホームから発車する立川行きの101系普通列車です。
この写真は今回初めて公開する自分のカメラで撮影した最古級のネガですが、ゴミやキズが多く修正するのに苦労しました。
なんと無く記憶に残っていますが、このころは二番線の線路だけ道床が油まみれで茶色く枕木もガタガタでなんともみっともない状態でしたね。
川崎方面の登戸発着の列車がたまにくるだけだったのでそれでも用は足りてたのでしょう。


JR南武線 登戸駅1番ホームから発車する205系電車(画像の上にカーソルを置くと画像が切り替わります)
201903_登戸駅今昔比較03
◆ 撮影日:2008/1 PENTAX *ist DS smc PENTAX-F 24-50mm F4

同じ場所から撮影したちょっと前の様子がこちら。
一番ホームから発車する立川行き205系普通列車です。
今回の撮影ではホームへ入ることがなかったので10年ほど前の写真を引っ張り出すことになりましたが、駅舎の改修工事が終わった2008年当時とはそう変わらないでしょう。

かつての南武線といえば他の路線で使用されていた「お古」の車両があてがわれるというのが通例で、この写真に写る205系も同様に山手線からの転入車でしたね。
なので現在運用についているE233系が新車投入されたというのはちょっとした驚きでした。


登戸駅ペデストリアンデッキから見る駅前の様子
201903_JR登戸駅前の様子
◆ 撮影日:2019/3 OLYMPUS PEN E-PL6 M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm F3.5-6.3 EZ ED

今昔比較はここまでにして現在のJR登戸駅駅前の様子でも見てみましょうか。
小田急登戸駅とはペデストリアンデッキで繋がれて乗り換えの利便性も大幅に向上しました。
そのデッキ上からはバス停やタクシープールが見え、自動車利用者との動線が分離されかつての雑然とした駅前の様子は解消されたようです。


登戸駅前に残る古い町並みの一部
201903_登戸駅前に残る古い町並み
◆ 撮影日:2019/3 OLYMPUS PEN E-PL6 M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm F3.5-6.3 EZ ED

しかし同じ場所から向ヶ丘遊園方面を見てみると一部に古い町並みが残っているのがわかります。
現在進行中の小田急登戸駅北側の再開発との絡みで、この一部に残る店舗群もやがては南北を貫く道路に変わることでしょう。
周辺の再開発が完了すれば道路利用者にとっても駅へのアクセスが向上し人の流れが変わるのかもしれません。


JR東日本 南武線登戸駅の改札
201903_JR登戸駅改札
◆ 撮影日:2019/3 OLYMPUS PEN E-PL6 M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm F3.5-6.3 EZ ED

最後に現在のJR登戸駅改札口の様子を撮ってみました。
いまや川崎市多摩区の代表駅といってもいい立派な駅舎に生まれ変わった登戸駅。
朝夕のラッシュ時はもちろんのこと、今回撮影していた日中でも人の流れが途切れることがない賑やかな駅でした。


今回は取り上げませんでしたが同じく大きな変化があった小田急の登戸駅も、高架複々線化工事が進め入られていた2002〜2004年あたりの写真があるのでいつかこの「定点撮影シリーズ」で公開しようと思います。


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コメント 2

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m1022000  

懐かしいです

はじめまして。
私は学生と社会人時代に登戸駅を毎日利用していました。
定期的に利用していたのは喜多見~和泉多摩川間が複々線開業した頃まででした。
今の登戸駅は小田急線と南武線とも大きく変貌してびっくりしています。
再開発が更に進むと町並みは変わるのでしょうね。

2019/04/07 (Sun) 21:48
すんや

すんや  

m1022000様

はじめまして、コメントありがとうございます。

同じく利用していた者としては、かつての登戸駅の姿が記憶にあったとしても現在の姿と並べてみることでその変化がより鮮明になり同時に懐かしさを感じました。
今回は記事に書きませんでしたが小田急の登戸駅周辺の商店街が跡形もなく丸ごと平地になってしまうくらいの再開発が現在進行中でした。
まだまだこの辺りの再開発は続きそうなので今後も注目してみようと思います。

2019/04/08 (Mon) 00:36

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