第158回 東関東撮影旅行2004 「阿字ヶ浦駅編」 その2  平成16年

今回も、前回に引き続き後編として茨城交通湊線の終着駅「阿字ヶ浦駅」の終端部分の様子をお送りしてみます。
2004年1月早々、東関東の地方私鉄を巡る旅で訪れた阿字ヶ浦駅。
正月ということもあって勝田駅への列車が出発してしまうとひとけのない広い構内はより一層ひっそりとした雰囲気に。

茨城交通湊線 阿字ヶ浦駅構内側線に留置されていたキハ201と無蓋貨車のトラ15・16
200401茨城交通阿字ヶ浦駅_007
◆ 撮影日:2004/01 Nikon F5 AiAF Nikkor 50mm F1.4D

そんな静けさに包まれた駅構内の中でもすでに使われなくなったであろう古い車両たちは目立つ存在でした。
海水浴客向けの更衣室として利用されていたようですが、すでに鉄道車両としての手入れはされていないため海沿いの駅ということもあって車体のあちこちに錆がでていて解体を待つ廃車体のよう。


茨城交通湊線 阿字ヶ浦駅ホームから見る末端部
200401茨城交通阿字ヶ浦駅_008
◆ 撮影日:2004/01 Nikon F5 AiAF Nikkor 50mm F1.4D

さらに歩を進めてみると阿字ヶ浦駅の終端部分が見えてきました。
かつては繋がっていたであろう線路はそれぞれ別の位置で途切れて、一本を除きその役目を終えたかのようにみえました。


茨城交通湊線 阿字ヶ浦駅構内の末端部から見るホームと駅舎
200401茨城交通阿字ヶ浦駅_009
◆ 撮影日:2004/01 Nikon F5 AiAF Nikkor 50mm F1.4D

末端部から振り返ってみると、一両編成の列車が行き来するだけの地方ローカル線の終着駅としては広すぎるかのように見える駅構内も、かつては貨物の積みおろしや海水浴場への観光客で賑わっていたであろうことが想像できますね。


茨城交通湊線 阿字ヶ浦駅構内末端部の車止め
200401茨城交通阿字ヶ浦駅_010
◆ 撮影日:2004/01 Nikon F5 AiAF Nikkor 28mm F2.8D

車止めの先はどこにも行けないまさに終点といった感じで、あちこちの地方鉄道が廃止されていく中いずれこの路線も廃線になるのだろうとこの時は思ったものですが、その後この先のひたち海浜公園への延伸が計画されていることを知り驚きとともに安堵したものです。


茨城交通湊線 阿字ヶ浦駅入り口と改札
200401茨城交通阿字ヶ浦駅_011
◆ 撮影日:2004/01 Nikon F5 AiAF Nikkor 28mm F2.8D

末端部から再び駅舎へ戻ってくるタイミングで列車が到着。
数人の乗客が方々へ去っていくと再び無人の改札は静けさに包まれます。


茨城交通湊線 阿字ヶ浦駅に停車中のキハ3710?
200401茨城交通阿字ヶ浦駅_012
◆ 撮影日:2004/01 Nikon F5 AiAF Nikkor 28mm F2.8D

閑散とした午後の阿字ヶ浦駅を小一時間堪能し、いつの日か列車での訪問を胸に誓い出発を待つ列車を後に次の目的地へ、ということで茨城交通湊線「阿字ヶ浦駅編」はこれにて終了。
「東関東撮影旅行2004」のようすはこの先も続きます。



※東関東撮影旅行2004シリーズはこちらから
  1. 第155回 東関東撮影旅行2004 「日立電鉄編」 その1  平成16年
  2. 第156回 東関東撮影旅行2004 「日立電鉄編」 その2  平成16年
  3. 第157回 東関東撮影旅行2004 「阿字ヶ浦駅編」 その1  平成16年
  4. 第158回 東関東撮影旅行2004 「阿字ヶ浦駅編」 その2  平成16年
  5. 第159回 東関東撮影旅行2004 「鹿島鉄道 鉾田駅編」 その1  平成16年
  6. 第162回 東関東撮影旅行2004 「鹿島鉄道 鉾田駅編」 その2  平成16年
  7. 第163回 東関東撮影旅行2004 「鹿島鉄道 鉾田駅編」 その3  平成16年



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コメント 2

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風旅記  

こんばんは。
お写真、楽しく拝見させて頂きました。
訪ねた中で好きになった駅は多くありますが、こちらの阿字ヶ浦駅もその一つです。
ホームから線路の終端の方を見ますと、空の色、広さに、海が近いことを感じたのが印象的でした。実際に海の方まで歩いてみた訳でもなく、ホームで感じた感覚だけが残っています。
終端の方から駅を振り返ったお写真もいいですね。
茨城交通の時代を私は知りませんが、きっと、地方の私鉄らしい光景が広がっていたのではないかと想像しています。
ひたちなか海浜鉄道となり、国立公園方面への延伸の企画も話題になるとは、本当に嬉しい限り、ぜひ頑張って列車を走らせ続けて欲しいと願っています。
またいつか訪ねたい路線です。
風旅記: https://kazetabiki.blog.fc2.com

2019/12/03 (Tue) 20:47
すんや

すんや  

風旅記さま

コメントありがとうございます。
この時が初めての訪問ではありましたが、親不知駅と共に以前よりその名前からなんとなく気になっていた駅でした。
自分が想像する終着駅の景色にぴったりあう、まさに地方私鉄らしい光景が広がっていたのが印象的でした。
かつては私鉄王国と言われていた茨城県も前回記事の日立電鉄のように次々と路線が廃止され、茨城交通湊線も同じような運命をたどるのだろうと思っていただけに、ひたちなか海浜鉄道に受け継がれた現在の状況は一鉄道ファンとしては喜ばしいものですね。
私もまたいつか訪問したいと思っています。

2019/12/03 (Tue) 23:53

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