第160回 シリーズ定点撮影 その7 「小田急登戸駅のいまむかし」

今回の「シリーズ定点撮影 その7」は、前回の「JR登戸駅」に続く形で「小田急登戸駅」を取り上げたいと思います。
JR登戸駅の回でも書いた通り、高架複々線化工事に伴う形でここ20年の間に大きく変化があった駅ですが、令和に改元された現在、小田急・JRそれぞれの駅改築に続いて駅周辺の再開発が進んでいる状況のようです。

まずは駅改築工事が進み始めた2004年当時の小田急登戸駅の様子から。


小田急登戸駅 旧駅舎
200408_小田急登戸駅外観
◆ 撮影日:2004/5 OLYMPUS-PEN S D.Zuiko 1:2.8 f=3cm/Nikon COOLSCAN IV ED

2004年5月撮影の小田急線登戸駅。
この時点では上り2番ホームが新しい高架線上に移設され残った1番線も移設準備のために外側に移動された状態でした。
かつて対向式ホームであった登戸駅ですがこの時期は下り列車の行き来がよく見えましたね。

個人的には常に足早に乗り換えてしまう駅だったので意識していませんでしたが、撮影した駅の様子を見返してみると思いの外こぢんまりした駅だったことがわかりました。


小田急登戸駅 中央口出口
201903_小田急登戸駅外観
◆ 撮影日:2019/3 OLYMPUS PEN E-PL6 M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm F3.5-6.3 EZ ED

そして現在の小田急線登戸駅。
写真は2019年3月で、2020年1月現在は島式ホーム2面4線の高架駅となっています。
2006年にJR登戸駅とペデストリアンデッキで直結され新駅舎が完成、その後には新たに降車専用の北口改札も増設されたようです。


駅改良工事が始まった頃のJR・小田急登戸駅
200408_登戸駅パノラマ
◆ 撮影日:2004/5 OLYMPUS-PEN S D.Zuiko 1:2.8 f=3cm/Nikon COOLSCAN IV ED

前回のJR登戸駅編で掲載した、JR登戸駅駅前の写真と今回の小田急登戸駅の写真を合成してみました。
こうやってみてみると通路の狭さはあるものの各駅の改札が近く、雨に濡れずに短い距離で乗り換えが可能な駅であったことがわかります。
それと、外観以外で現在との違いを感じる部分として、駅前のいわゆる「放置自転車」の有無がありますね。
概ね現在はどこの駅でも駅前の放置自転車を見ることは少なくなりましたが、この時代くらいまでは駅前の放置自転車は当たり前の景色だった気がします。


小田急線旧登戸駅 改札口
200408_小田急登戸駅改札口
◆ 撮影日:2004/08 Nikon F5 AiAF Nikkor 28mm F2.8D

続いては改装前の登戸駅改札口の様子。
狭く暗い通路を朝夕ラッシュ時には地面が見えないほど多くの人が行き交い、通勤路線の乗換駅ゆえに常に人通りの絶えることのない忙しない場所でした。


小田急登戸駅 中央口改札
202001_小田急登戸駅中央改札口
◆ 撮影日:2020/1 Nikon D300 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II

そしてこちらが2020年1月の小田急登戸駅中央口改札の様子。
一箇所だった改札口が複数に増えて各方面、特に南武線の踏切を渡らなくてはならなかった北口方面へのアクセスは便利になったようです。
没個性的ですが明るく広い近代的な駅の姿といえそうです。


登戸駅前商店街から高架化工事中の向ヶ丘遊園駅方面を望む
200408_登戸駅前から向ヶ丘遊園駅方面を望む
◆ 撮影日:2004/5 OLYMPUS-PEN S D.Zuiko 1:2.8 f=3cm/Nikon COOLSCAN IV ED

駅を出て南側の駅前商店街を向ヶ丘遊園方面に移動すると線路沿いの街並みが見えてきます。
2004年当時この区間の高架化工事よって景色が変化しはじめた時期でした。
すでにビルの立ち並ぶ街並みだったためその後の大きな変化は無さそうな雰囲気ですが、手前に写るバイク(ホンダの三輪スクーター、ストリーム)や道路際の放置自転車など、時代を感じることができる要素がありますね。


登戸駅前商店街から向ヶ丘遊園駅方面を望む
202001_登戸駅前から向ヶ丘遊園駅方面を望む
◆ 撮影日:2020/1 Nikon D300 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II

上の写真と同じ場所から2020年1月の様子。
小田急線の高架化工事が終わりその部分の変化はありましたが、全体的に16年前とそう変わらない景色が見えました。
交通の妨げとなっていた駅周辺の放置自転車は高架下の駐輪場へと移動し、スムーズな往来ができるようになったことが一番大きな変化だったのかもしれません。


登戸駅上りホームからみる登戸駅前再開発地区
202001_登戸駅ホームからの向ヶ丘遊園駅方面遠望
◆ 撮影日:2020/1 Nikon D300 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II

最後に現在の登戸駅4番ホームから見た向ヶ丘遊園駅方面の景色。
この写真でもわかる通り、〜ここへ来る途中の車窓から確認できていたことですが〜、2019年3月と今回の記事公開に当たっての撮影で訪れた登戸駅周辺の再開発による変化は想像を超える大きなものでした。
北側の街並みはほぼ更地になり、さらに数ヶ月をおいての再訪問ではその更地にビルが建ち始めさらなる変化の途上にあることがわかりました。

さてこの記事を書くにあたっては駅北側の再開発の様子も絡めての予定でしたが、公開したい写真の枚数が多くなったことから今回の「定点撮影シリーズ」としては一旦ここでまとめておくこととし、次回かあるいは今後の記事でそのあたりの様子を別記事として公開してみようと思います。

そのほか2002年あたりから高架化工事に伴う登戸駅の様子を撮影したフィルムが何本かできてきたので、それについては今後別のシリーズで公開していくこととしましょう。


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