第26回 '85春 東北ワイド周遊券の旅 1日目 昭和60年

国鉄 東北新幹線 郡山駅 200系新幹線やまびこ
600318東北新幹線200系_郡山駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

今回は1985年の春休みに「東北ワイド周遊券」を利用した東北一人旅の時の写真をスキャンしてみました。
「東北ワイド周遊券」は東北六県の国鉄線と国鉄バスが10日間乗り降り自由(東京都区内からの場合)の周遊きっぷで、自由周遊区間内では特急、急行列車の自由席を利用できるという大変お得なきっぷでした。
北海道ワイド周遊券などは有効期間が20日間もあったので、北海道の旅に利用した方も多いのではないでしょうか?

まずは上野駅から東北新幹線で郡山駅までやってきました。これから約一週間、一人で東北各地を乗り鉄して廻ります。
一週間にわたる一人旅は人生初の経験でしたが、不思議と不安感はなく見ず知らずの土地を巡ることの期待感でいっぱいでした。

遅い出発でしたが、郡山駅には昼過ぎに到着したので一旦途中下車して駅前で昼食を取ります。




なお今回からレタッチの方法を少し変えてみました。
スキャンしたNEFファイルのレタッチをPhotoshop Camera Rawでほぼ完結してしまうというやりかたですが、これは特に露出不足なフィルムや暗部が多いもののディティールを起こすのが比較的容易で、幅広い階調表現と作業効率の向上ができたと思います。
中間調が多く平坦な画像になりがちなので、セパレーションを上手く処理して適度なコントラストを付けるようにすることが重要かと思います。





国鉄 郡山駅 ミニSL D51
600318ミニSL_D51_郡山駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

昼食後、コレクション用の硬券入場券を購入し、駅構内を歩き回っているとこんなものが展示されていました。
解説を読んでみると国鉄郡山工場の技能者養成所で教育のために制作されたものだということです。
1/5サイズの実際に走行できるSLだそうで、郡山総合車両センターと改称された現在では、年に一回行われる「郡山車両基地まつり」で展示されているようです。
その後に訪れた郡山駅ではほかにも幻のSL「C63」型のミニSLが同様に制作、展示されいました。


国鉄 東北本線 郡山駅 715系普通列車
600318東北本線715系2_郡山駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

在来線ホームに向かってみると、この年の3月のダイヤ改正から東北本線の普通列車に投入された715系普通列車が停車していました。
見ての通り中間車両をムリヤリ先頭車両に改造したような車両で、その特徴的な外観から「食パン」などと呼ばれてましたね。


国鉄 東北本線 郡山駅 715系普通列車
600318東北本線715系1_郡山駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

東北新幹線の開業により削減された夜行列車の余剰になった581、583系寝台特急電車の車両を普通列車に使用するため改造されたものですが、最小限の改造だったため乗車定員が少なかったり乗降に時間がかかる構造のため、あまり評判は良くなかったようです。


国鉄 水郡線 郡山駅 キハ25+キハ47普通列車
600318水郡線キハ25+キハ47_郡山駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

ホームの東京方の端のほうに行ってみると水郡線の列車が見えました。
当時の3番ホーム東京方の切欠ホームが水郡線ホームとなっていました。
同じような形のホームは糸魚川駅の大糸線ホームや、高崎駅の八高線ホームなどがありますね。


国鉄 磐越西線 郡山駅 455系快速ばんだい
600318磐越西線455系2_郡山駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

次に乗車する磐越西線の「快速ばんだい」455系電車です。
東北新幹線の開業でそれまで数多く運行されていた急行列車が快速に格下げされ、このような急行型電車に追加料金なしに乗れるのは得した気分になります。


国鉄 郡山駅 キハ58 715系普通列車
600318磐越東線キハ58系_郡山駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

奥に写っているのは磐越東線の列車でしょうか?磐越東線はいまだに乗車できていません。


国鉄 磐越西線 郡山駅 455系快速ばんだい
600318磐越西線455系1_郡山駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

さて、一通り撮り鉄も終わりこの列車で会津若松駅へ向かいます。

この写真は典型的な逆光写真で主題である電車の姿が露出アンダーでしたが、Photoshopのおかげでここまで修正できました。
ハイライトを飛ばすことなくシャドー部のディティールを再現できましたが、全体的にコントラストの低いイメージな写真になってしまいました。
人間の目には実際にはこのような見え方はしないので、失敗したHDRのような不自然な調子ですね。


国鉄 磐越西線 会津若松駅 455系快速ばんだい
600318磐越西線455系_会津若松駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

会津若松駅です。ここでは若松城(鶴ヶ城)へ立ち寄りました。
あまり時間もなかったためお城の見学のみの駆け足な観光でした。
若松城までの往復には路線バスを利用したのですが、かなり古い車体だったようで車内に排ガスのにおいが漂ってきて気分が悪かった記憶があります。


国鉄 磐越西線 喜多方駅 50系普通列車
600318磐越西線50系客車_喜多方駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

喜多方駅までやってきました。次に乗車する新潟行き「快速あがの」に乗り継ぐまで40分ほど時間があるため、硬券入場券を購入し駅前を散策します。

写真は郡山行き50系普通列車です。この年の3月のダイヤ改正で「銀河鉄道999」などでおなじみ旧型の木造客車はこの50系客車に置き換えが進みました。
今となっては機関車が牽引する客車の列車自体がほとんど無くなってしまい、この50系客車自体貴重な存在になっています。


国鉄 磐越西線 喜多方駅 キハ58系快速あがの
600318磐越西線キハ58系_喜多方駅
◆ 撮影日:1985/3 PENTAX MX / smc PENTAX-M 35mm F2.8 / Nikon COOLSCAN IV ED

喜多方から先は磐越西線も非電化区間になり運行されている列車は気動車かDD51が牽引する50系客車になります。
キハ58快速あがので新潟へ向かい、白新線で今宵の宿がある新発田へ向かいます。

急行型のゆったりしたシート間隔と少ない乗車率のおかげで、ボックスシート独り占めの贅沢な時間を過ごすことができました。
山都駅から先は阿賀野川沿いの美しい景色を見る事ができますが、この時すでに日が暮れてしまいその車窓を堪能することはできませんでした。
暗闇のなか列車の室内灯が照らし出す明かりで、うっすらと確認できる夜の景色はそれもまた趣のあるものでした。
五泉駅ではまだ全線が健在だった蒲原鉄道の古びた電車が停車していてその様子が印象的だったのを覚えています。
(蒲原鉄道はこの年の4月に加茂〜村松間が廃止になりました)


◆ 1日目の行程
上野 →(東北新幹線)→ 郡山 →(磐越西線)→ 会津若松 →(磐越西線)→ 喜多方 →(磐越西線・信越本線)→ 新潟 → (白新線)→ 新発田





今回のきっぷコレクション

国鉄 郡山駅 硬券入場券
600318入場券_郡山駅


国鉄 会津若松駅 硬券入場券
600318入場券_会津若松駅


国鉄 喜多方駅 硬券入場券
600318入場券_喜多方駅


国鉄 新発田駅 硬券入場券
600318入場券_新発田駅


東北ワイド周遊券
600318〜25_東北ワイド周遊券


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