第92回 小春日和の江ノ電巡り その2 昭和61年

前回に引き続き昭和61年に撮影した江ノ電の写真をスキャンしてみました。
大まかには撮影場所を決めていましたが、せっかくの鎌倉なので少し観光もしてみたいと思い鎌倉大仏へ。
早朝の人もまばらな鎌倉駅から再び江ノ電に乗り込み長谷駅へ向かいます。


江ノ島電鉄 300形303編成 由比ヶ浜駅前踏切から
6211江ノ電_300形303編成_由比ケ浜駅前の踏切
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

鎌倉大仏の最寄駅といえば長谷駅ですが、なんとなく一つ手前の由比ヶ浜駅で下車。
「由比ヶ浜」という駅名の割には由比ヶ浜の海岸が見えるわけでもなくただの住宅街です。
駅前の踏み切りで303編成を撮影し、そのまま大仏まで町並みなど撮影しながら歩いて行くことに。
到着した鎌倉大仏は早朝のために観光客もまばらで、一通り見学した後は極楽寺駅まで沿線の撮影地を探しながら歩いてみました。


江ノ島電鉄 300形301編成 長谷駅~極楽寺駅間 御霊神社前踏切から
6211江ノ電_300形301編成_御霊神社前踏切から
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 100mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

長谷駅からほど近い御霊神社へ寄り道してみました。
参道の踏切ではちょうど鎌倉行きの301編成がやってくるところを撮影できました。
民家の軒先ギリギリな場所を通るのも江ノ電の特徴といえる沿線風景ですね。


江ノ島電鉄 300形303編成 長谷駅~極楽寺駅間 御霊神社境内から
6211江ノ電_300形303編成_御霊神社境内から
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 100mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

鳥居の目の前に遮断機のない踏み切りがあり、参道を横切る江ノ電が絵になりそうだったので撮影してみました。
シャッター速度が遅く被写体ブレですが、かえって躍動感が出て良いのかもしれません。
(物は言いようですねw)

次の目的地、極楽寺へ向けて歩きます。
江ノ電は駅間距離が近いのでいちいち電車を待つより歩いたほうが早そうですね。


江ノ島電鉄 300形303編成 極楽寺駅
6211江ノ電_300形303編成_極楽寺駅
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

極楽寺駅へやってきました。
まずは駅裏の道からちょうど到着していた列車を撮影してみました。
300型3編成6両が停車していましたが、鎌倉寄りの303編成が後ろの2編成を残して発車していきました。


江ノ島電鉄 300形304編成 極楽寺駅
6211江ノ電_300形304編成_極楽寺駅
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX 24mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

残りの2編成4両は藤沢方面へ発車して行きました。
写真からはどのような状況だったのかわからなかったので調べてみました。

・極楽寺駅の鎌倉寄りに停車している2両編成のすぐ後ろに藤沢からの極楽寺止まり4両2編成が到着。
・乗客は鎌倉寄り2両編成に乗換え鎌倉へ出発。
・4両2編成は極楽寺の車庫へ移動。
という運用があったそうです。

その他にも4両2編成の列車が極楽寺駅に到着後、後側2両の乗客を前側2両に乗換えさせ出発。
後側2両は運転終了で極楽寺車庫へという運用もあるようですね。


江ノ島電鉄 極楽寺駅
6211江ノ電_極楽寺駅
◆ 撮影日:1986/11 PENTAX MX smc PENTAX-M 35mm F2.8/Nikon COOLSCAN IV ED

極楽寺駅の駅舎です。
極楽寺駅といえばやはりアジサイの寺こと成就院でしょうか。
映画「男はつらいよ」第29作『寅次郎あじさいの恋』の舞台にもなり、アジサイの季節には多くの観光客が訪れる観光地としても有名ですね。
第29作では寅さんの甥っ子、満男の出番が多く、シリーズの中でも印象的な回でした。
満男役の吉岡秀隆さんとは年が近いせいもあり、その後のシリーズでもその時その時の時代背景が思い出され、まるで自分の半生を見ているかのように感じることが多いです。
懐かしくもあり、恥ずかしい感じもしますね。

他にはテレビドラマ「俺たちの朝」の舞台にもなりました。
正直ドラマの内容はほとんど覚えていませんが、度々登場する江ノ電や極楽寺駅の映像が脳裏に焼きついていたのでしょう。
当時ドラマの影響で観光客が増え、廃線寸前だった江ノ電を救ったという話もあるようですが、江ノ電が廃線寸前だったなんて今からは想像もできない状況ですね。
その他にもいろいろなドラマの舞台になった江ノ電ですが、どのドラマが印象深かったのかは世代にもよるのでしょう。

次回はいよいよ海岸線沿いを走る江ノ電の定番撮影地へと向かいます。





今回のきっぷコレクション

江ノ島電鉄 極楽寺駅 硬券入場券
入場券_極楽寺駅


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コメント 4

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鉄男  

No title

江ノ電が廃線・・ ありえない!!
行ったことのある中で、もっとも撮り鉄が多い鉄道です。
お仲間が多すぎてお互い被写体になっちゃったりして・・笑

同時にもっとも危険な鉄道と思うのも江ノ電です。
住宅の門がいきなり線路で踏切もないとか。 線路上で犬の散歩してて警笛鳴らされたり・・
その割りに死人が出ませんね・・

江ノ電にはまだまだマイペースでいてもらいたいです。

2015/07/27 (Mon) 02:39

すんや  

Re: No title

コメントありがとうございます。

本当に廃線の危機とか信じられませんよね。
この日の撮影では撮り鉄の姿を見た記憶が無いんですが、最近は多いのですね。
絵になる撮影ポイントが多くて、一般の方にも有名ですし。
でもこの時は地味な地方私鉄って感じでしたね。
(ぬれ煎餅より前の銚子電鉄的な)

2015/07/27 (Mon) 20:52

ダイヤモンド✩トナカイ  

江ノ電

江ノ電の事より「男はつらいよ」的なフレーズに引っ掛かってしまいました。そう、思い出しましたよ。いしだあゆみがマドンナだったやつ・・・確かプラス光男で江ノ島巡りをしましたっけ。光男(吉岡秀隆)は私の2学年後輩になりますが、最近もなにげに活躍しているのが何とも微笑ましいですね。
ところで、後の34作ではエンディングで廃止直後の鹿児島交通の様子が出てきますね。寅次郎が「レールがつながっているんだからいつか列車がやってくるだろう」みたいにぽんしゅう(関敬六)に振ると、ぽんしゅうがいきなり笑い出し「これじゃ列車はこないよ」みたいなセリフでレールのはがされたホームを指差す的なシーンが印象的でした。
江ノ電は、地元民にとって身近な存在ですが、例えば地方の方々にはこの風景がどう写っているのでしょうか?

2015/08/01 (Sat) 23:25

すんや  

Re: 江ノ電

コメントありがとうございます。
この回では江ノ島以外でも、丹後半島にある伊根の舟屋の景色が印象に残っていて、一度は行ってみたいと思いました。
あと珍しくマドンナからアタックをかけられながら煮え切らない寅さんの態度にイライラしたものですw

34作の鹿児島交通のくだりはシリーズの中でも特に印象に残るシーンですよね。
廃止直後だったからこそ余計に記憶に残るシーンになったのではないでしょうか。
「男はつらいよ」はシリーズを通して鉄道のシーンが多く登場しますが、庶民の暮らしぶりやその当時の町並み、祭りなどの行事が出てきたり資料的価値も併せ持つ貴重な映像記録であることもこの映画に惹かれてしまう材料だと感じています。
元々狙って撮影したものか、偶然ロケ地の近くに廃止直後の鉄道駅があったからなのかはわかりませんが、これほど絵になるシーンが撮れる事も無いと思います。

さて地元民にとってどうか?について、自分ならどうかと考えてみると、身近に利用している移動の足ですし当たり前の存在なので、外野が騒いでいるのを見てその価値を再認識するという感じでしょうか。
私ならば小田急線や南武線がその対象になりますが、連続して変化して行く様を見ているので感じるものも希薄な印象です。
かつて西寒川駅が身近な存在であったダイヤモンド✩トナカイさまであれば、地方の方々に近いものを感じられるのではないでしょうか?

2015/08/03 (Mon) 21:33

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